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亜人4巻のネタバレ感想【佐藤さん本当にやっちゃうんだ】

time 2015/12/20

亜人4巻のネタバレ感想【佐藤さん本当にやっちゃうんだ】

(桜井画門『亜人』4巻より)

 

くろやんです。

前回は『亜人』4巻のあらすじや感想を紹介していましたが、長くなったので分けました。

前半はこちらからどうぞ。亜人4巻のネタバレ感想【新キャラ登場でサバイバルな熱い展開】

 

中野攻は佐藤を止めるため、同じく亜人である永井圭と合流したのですが、圭の本心は…。

 

以下、4巻のネタバレを含みます。

 

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圭VS攻

おにぎりを食べながら話をする圭と攻。
圭は研究所を脱出して漂流した後、山間の田舎に身を隠していたそう。
今は山中さんというお婆ちゃんの家でお世話になっているらしい。

 

「本当に佐藤と戦うつもりか?」と問う圭。

自分のようにマスコミが騒いだわけじゃないから、静かに暮らす選択肢もある。
それでも気持ちが変わらない攻を、理解できないと圭は言う。

 

突然、めまいに襲われる攻。
圭は食べさせたおにぎりに毒を盛っていた。
自分の居場所を知った攻を、野放しにするつもりはないらしい。

 

動けなくなる前に攻は崖から飛び降り、一度リセットする。
復活した攻は「もう一度話し合おう」と圭に呼びかけるが…。

 

 

亜人同士の戦い、おもに圭が攻を無力化させようという、一方的な殺し合いが始まる。

亜人としての戦い方を熟知している圭は強かった。
淡々と自分をリセットし、攻を殺す手段を実行していく。
最後に攻は、水辺で窒息死させられてしまう。

 

復活した攻が目を覚ますと、なんと廃棄されたトラックの中に閉じ込められていた。
佐藤を止める気はなく、他人がどうなろうと知ったこっちゃない、と言う圭。

 

「じゃあ何であの時、研究員を助けた」と攻に問われ、利用価値があったからだと合理的に圭は答える。
利己的で自分が良ければそれでいいという考えの圭だが、やたら理屈っぽく自分の行動を分析しているような気がする。

 

 

その頃、佐藤は仲間になった亜人、奥山(おくやま)にネット上にあるサイトを作ってもらっていた。
奥山は生まれつき右足の筋肉が弱いが、パソコンや機械類に詳しく器用らしい。

AJIN.comというサイトには佐藤の動画がアップされていた。

 

「やあ」と軽快な挨拶で話す佐藤。
「我々は武力によって、住み良い国作りをスタートする」と言う。
そして、水曜3時グラント製薬本社を爆破すると犯行予告する。

 

無関係と思っている人間達へ、これから圧倒的な戦闘力を駆使した亜人のテロが始まる。

「衝戟に備えろ」と佐藤の言葉。

 

一方その頃、圭はお婆ちゃんの家で晩ご飯のおでんを食べていた。

 

黒い幽霊の性質

佐藤のマスコミに流した情報や動画の犯行予告によって、政府はマスコミに詰め寄られる結果に。
この犯行予告にあったグラント製薬は、亜人の人体実験に関わっていたらしい。

 

亜人管理委員会の戸崎も研究員らと今後の対策を議論していた。
会議に参加している連中は、自分らは何もせず文句ばかりを戸崎にぶつける。

 

そこに、曽我部という戸崎の後輩が部屋に現れる。
大臣から戸崎の後任候補として送られてきたとのことだった。
犯行予告までのあと48時間以内に、亜人への対策をひねり出せるのか?と戸崎に詰問する曽我部。

 

 

オグラ・イクヤ博士を監禁している部屋へやって来た戸崎。
以前、攻を捕まえにマンションに来ていたスーツの男が、オグラから情報を吐かせようとしていた。

 

これだけやっても何も話さない、本当は何も知らないんじゃないか…
そうスーツの男が話した矢先、戸崎は持っていたコテ(セメント塗る時使うあれ)でオグラの指を切り落とす。

ひえぇぇ( ゚Д゚)いきなりすぎる!

 

オグラ・イクヤの理論や根拠はめちゃくちゃだが、言っていることは偶然にも正しい。
有益な情報をもっているはず、と睨んだ戸崎は痛みを与えて吐かせることに。

 

さらにもう一本指を切り落とすと、おもむろにオグラは「耐えられる程度なのさ…体の痛みなんてのは」と言う。

「自分が話す条件はたったひとつ…タバコを持って来い」と真面目な顔で答えるオグラ博士。
もう一本切り落とそうかと、戸崎は腕を振り上げるが…。

 

思いとどまり、「え?本気か?」とオグラの言うことを信じることに。
車にあるというオグラの言っていたタバコを持ってくると、それをゆっくり吸い込み吐き出す博士。

もう何か戸崎もオグラもクレイジー。
色々おかしい。

 

 

黒い幽霊を出せる『別種』のことを、オグラは『アドバンス』と言う。
そして、人の目には見えない黒い幽霊IBMの説明を始めるオグラ。

 

IBMは発生と同時に崩壊が始まり、5~10分程度で自動的に消滅してしまう。
形状は個々で変化し、手や口周辺に現れてそれを武器化する傾向にある。

IBMは日に1~2体が限度で、雨の日は動かしづらくなるそう。

 

 

オグラの言っていた情報を会議の面々に伝える戸崎。
科学的根拠がない、バカにしてるのかと研究員らはまた非難の嵐。
そこで曽我部から「何も提案がないなら戸崎先輩の意見に従うのが最善じゃないか!」と後押しがある。

この曽我部の言葉のおかげで、戸崎は自分の立場を守れたように見えたが…。

 

 

大臣がいる部屋にやってきた曽我部。
「戸崎先輩は明らかに異常です。いろいろ知りすぎてます」と大臣に報告。
死亡したと報道されていたオグラ・イクヤは、生きていると判断する曽我部。

 

大臣は我々はこの事実を知らない振りをして、戸崎に勝手に動いてもらおうと言う。
そして「事態が収拾した時には、全ての責任を負って消えてもらおう」と大臣は考える。

 

この大臣の部屋の中には曽我部の他にもう一人…泉の黒い幽霊がいた。
大臣らの話を盗聴した戸崎は、「上等だ」と告げる。

 

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予想の斜め上をいく佐藤さん

AM9:59
佐藤を含めた五人の亜人が行動を開始する。
見開きの颯爽とした空気が漂う姿は、テロリストなのにかっこいい。

 

PM1:34
グラント製薬本社の社長室。
部下が社長へ「社員を帰宅させるべき」と薦めるが、社長は聞く耳持たない。

本社前には大勢の警察が侵入者を待ち構えている。
この厳重な警備のなか、コソコソと爆薬を持ち込むことなど不可能だと高を括る社長。

 

 

飛行場にて。
機内への荷物持ち込みの検査をうける一般客に紛れ、佐藤がいた。
佐藤は肩からかけていたショルダーバッグだけを検査に出し、何事もなくゲートを通過する。

小さな女の子だけが、天井に貼り付いて移動する紙袋に気付く。
それは、人の目に映ることのない黒い幽霊が、天井を伝って紙袋の荷物を運んでいた。

 

黒い幽霊は佐藤に紙袋を手渡すと、たどたどしく「上手くいくのか」と尋ねる。
喋らすのが下手くそと言われていたから、この黒い幽霊は奥山のもの。

佐藤はまるで旅行にでも行くような雰囲気で「行ってきます!」と言い残し、機内へと搭乗する。

 

 

グラント製薬本社の近辺どこか。
田中は三人組の少女とすれ違う。

「あっちに警察がいっぱいいるから見に行く?」と無邪気に話す少女らに、田中は「面白半分でそういうことするな」と忠告する。

巻き添えにさせたくないという、田中の人間としての情が見える場面。

 

 

PM2:33
飛行機内。
突然、佐藤は紙袋を手に席を立ち操縦室へと向かう。
紙袋のなかに入っていた電動丸ノコを使い、操縦室のドアをこじ開け始める。
キイイインという金属音が響いて恐い。

 

グラント製薬本社の近辺どこかのビルの階段。
二人組の亜人、ゲン高橋がいた。

長髪の男ゲンが、荷物を抱える高橋の手が震えていることに気付く。
高橋は「やばい…これはやばいぜ」と言う。

 

 

機内の操縦室。
侵入した佐藤は、驚くパイロットの喉元を持っていた工具で突き刺す。
そして、操縦室へと向かってきたキャビンアテンダントの立ち入りを防ぐため、ドアに留め具を取り付ける。

操縦かんを握る佐藤。
大きく右に傾けると、それに合わせ機体も大きく右に揺れた。

 

どこかのビル屋根裏。
パソコンを見ていた奥山は、カメラを通して映る映像を眺めていた。
モニターには急降下する旅客機の様子が…。
「ああ、本当にやっちゃうんだ」と、一人呟く奥山。

 

 

PM3:00
グラント製薬本社の社長室。
時計の音だけが響くなか、社長はのんびりと爪を切っていた。

上空には、佐藤が操縦する旅客機の姿が…。
落下する瞬間も佐藤は笑っていた。

 

そして、旅客機はビルが立ち並ぶ街中のグラント製薬本社に墜落。

 

本社は倒壊し、煙が巻き起こり周辺は騒然となる。
グラント製薬が崩れるさまを、遠くのビル屋上から呆然と田中は眺めていた。

 

墜落現場に落ちたハンチング帽を被り直した佐藤は、炎と煙のなか「スリル満点!」と楽しそうに言う。

 

まとめ

4巻は何といっても、佐藤さんの予想斜め上をいく大胆なテロ行為ですね。

 

機内で操縦室に侵入してからの動きですよ。
パイロットやキャビンアテンダントの驚いた表情と、その後のドアを内側から閉める様子一コマ一コマが、スローなぶん余計緊張感を与えます。

『亜人』のコマは映画っぽい描写が多い。
台詞がなくなって動きや表情だけで、その状況を伝えているから面白いです。

 

あと4巻は、中野攻や新しい亜人らの登場ですね。
佐藤らが派手に動くぶん、主人公の圭がますます主人公じゃなくなる。
まあ、4巻で圭は佐藤を止める気がないから、余計影が薄くなるんですけど。

圭と攻の殺し合いは『亜人』らしい淡々とした流れでいいと思う。

 

最後の佐藤さんの「スリル満点!」は鳥肌たつかっこよさ。
テロリストなのに、おじさんなのにかっこいいって不思議なキャラですね、佐藤さん。

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