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亜人の平沢ら黒服4人【背中で語る男達】

time 2016/09/27

亜人の平沢ら黒服4人【背中で語る男達】

(桜井画門『亜人』5巻)

 

くろやんです。

 

亜人で出てくる黒服の男達についてです。
初めはただのモブかと思っていたら、ちゃんと名前もあって、フォージ安全ビルの戦いでは重要な役目を担っている彼ら。

 

渋いです。
だが、その渋さがイイ。

 

以下、原作8巻までのネタバレを含みます。

 

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プロフィール

黒服4人が初めて登場するのは4巻のFILE:16から。
彼らは以前木戸(中村慎也事件で登場していた戸崎の前任)に雇われていたようで、戸崎が再び召集して雇ったそう。

 

少々荒っぽいこともしてくれる戦闘のプロ。
元海兵隊だった佐藤も、彼らに対しては「ちゃんと殺し合いをしてきた風情を感じる」と評価していました。

初めて登場した時の黒服4人の姿がこちら。

 

kurofuku1

(桜井画門『亜人』4巻)

 

勝手に人の家を荒らす怪しい男達。
どう見ても怪しい黒ずくめの男達。
それにしても、堂々と荒らしすぎ。

 

初めて登場した時は中野攻を捕まえるため、彼の住むマンションに襲撃に来ていました。
この時点では亜人側の敵として登場し、まだ完全にモブだった彼ら。

 

 

同じく4巻で、戸崎が監禁していたオグラ博士から情報を聞き出すため、平沢が単体で登場しています。
この時の平沢、今と雰囲気がちょっと違う。
まだキャラの性格が安定していなかった時だからでしょうか。

 

そして5巻、病院で永井圭と戸崎が手を組む場面で、再び黒服4人で登場するシーンがあります。

戸崎の命令通り病院に向かい、病室でそれぞれのやり取りがあり…最後に病院から出てきた平沢が「容疑者は確保した」と、待機していた警官達に言います。

「本当に永井圭でしたか?」と尋ねる警官に、「別人だ」と答える平沢。

 

kurofuku2

(桜井画門『亜人』5巻)

 

背を向けて去っていく黒服の男達。
モブのはずが、カッコいいじゃないか。

 

その後の6巻以降はモブじゃなくなり、佐藤と戦う仲間の一員として描かれるようになっていきます。
この辺りから黒服達のキャラが立ち始めたと思います。
一人一人のコマや台詞も増えました。

 

6巻で名前が明かされた平沢と真鍋ですが、あとの2名の名前は分からないままでした。
4人それぞれについてです。

 

kurofuku3

(桜井画門『亜人』7巻)

平沢
黒服をまとめるリーダー的な存在。
顔に傷があり、右耳の上部が欠けている。
その様子から、彼がこれまでいくつもの修羅場をくぐり抜けて来ただろうことが想像できる。
8巻佐藤との戦いにおいても動じない姿勢を見せ、冷静な判断を下す。
彼には家族がいる。

 

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(桜井画門『亜人』8巻)

真鍋
平沢を信頼し、彼に感謝の念を抱く黒服メンバーの一人。
短髪で髭を生やしている。
彼は今回の仕事が終わったら、この稼業から足を洗おうとしている。
伊豆で隠居をする予定。

 

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(桜井画門『亜人』7巻)

残りの黒服2名。
彼らは名前が明かされない。

オールバックで濃い眉が特徴的な右の男。
彼は、危険でアウトローなこの稼業が好きで続けているよう。

恐らく黒服メンバーの中で、一番若手だろう左の男。
彼は仕事に対しては、「金が貰えれば何でもいい」と考えているらしい。

 

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平沢と真鍋

この黒服4人の中で名前が判明している平沢と真鍋。
彼らはメンバーの中で、特に付き合いが長いようです。

 

7巻で戸崎から大臣が折れたと話を聞かされた時も、平沢が「やる」と言った後に、真鍋は「平沢さんがそう言うなら?やるよ」と賛同していました。
真鍋は平沢のことを信頼している様子がよく分かります。

 

二人の会話で気になっている箇所があります。
8巻で真鍋が、「湾岸でも…その後も…平沢さん。あんたにはいろいろお世話になったなぁ」と言う場面。

 

この『湾岸』というのが、どういう意味なのか。
過去に、湾岸で行われたアウトローで危険な仕事のことを指しているのか。
それとも、これは『湾岸警察署』という意味で、二人はもともと警察官だったということなのか。

 

私はてっきり『湾岸警察署』のことかと思ったんですが、どうなんでしょう。
はっきりと断定はできなかったです。
どちらにせよ、「湾岸でも…その後も」という言葉から、二人がこれまで共に仕事をしてきた期間が長かったということが窺えます。

 

kurofuku6

(桜井画門『亜人』8巻)

 

背中で語るコマ。
渋いです。

 

これだけで、真鍋が平沢に感謝する気持ち、今回が共にする最後の仕事だという寂しさのようなものが伝わってきます。

多くを語らず背で語る。
彼らはそんなコマが多い。

 

 

追記:この『湾岸』の意味について、Twitterの方でご指摘をいただきました。
これは『湾岸戦争』のことだったようです。

私は本気で湾岸警察署と思ってました(;´∀`)
(こっそりと書いていただいて、ありがとうございました)

 

背中で語る男達

8巻で佐藤がフォージ安全ビルに侵入した後、社長室前の廊下で黒服達との銃撃戦が始まります。
平沢が的確に指示を出し、それに従う黒服3人。

 

やがて二手に分かれて応戦するが、実戦経験豊富な上に亜人の特質を利用した佐藤の戦法に、黒服の若い男が首に銃弾を受けてしまう。

 

首からの出血が止まらず、自分はここで終わりだということを悟った黒服の若い男。
隣にいたオールバックの黒服の男に、「お先」と一言声を掛ける。

 

口数の少ない、彼らしい最期の言葉です。
しかも、言葉を掛けられたオールバックの男も言葉を発することなく、無言で頷くだけなんですよ。
戦闘に身を置く者同士の多くを語らない、あっさりとした別れです。

 

kurofuku7

(桜井画門『亜人』8巻)

 

そして、このコマ。
動かなくなった黒服の男の後ろ姿を描いています。
やはり背中です。
ここでも背で語っています。

 

黒服の中で名前が明かされることなく、出番も少なかった彼ですが、この哀愁漂うコマを最期に持ってくるなんて…思わず、しんみりきてしまった。

コマに台詞やモノローグが無くても、背中や空気だけで伝わってくるものがあります。

 

まとめ

4巻から登場する黒服の男達。
初めはモブだった彼らも、戦いを共にする仲間として描かれるようになり、次第にそれぞれのキャラが立っていくようになります。

 

特に平沢はリーダーとして皆をまとめ、出番も多い人物です。
6巻で圭に「お前はそれでいい」と言った台詞や、戦いの場で冷静に判断を下す場面などから、これまでどういった戦いをくぐり抜けて来たのかが分かる気がします。

 

平沢の顔の傷や家族についてなど詳しい設定は明かされませんが、「実はこうだったんじゃないか?」と、色々想像することができますね。

 

8巻FILE:34の田中らを捕獲する際の作戦では、人間である黒服の彼らが最後の鍵となっていました。
そして、8巻終わりから始まる佐藤との激しい銃撃戦。
続きの9巻でもそうですが、黒服の男達はフォージ安全ビルの戦いで重要な役目を担っていました。

 

ちゃんと一人一人のキャラが立っているので、台詞が少なくても、それぞれの気持ちや考えが伝わってくるんですね。
そして、これまでを見返してみて特に印象的だったのが、彼らの背中で語るコマでした。

 

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