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3月のライオン10巻のネタバレ感想【予期せぬ訪問者の正体は…男を見せた零の衝撃発言!】

time 2016/11/24

3月のライオン10巻のネタバレ感想【予期せぬ訪問者の正体は…男を見せた零の衝撃発言!】

(羽海野チカ『3月のライオン』10巻)

 

くろやんです。
アニメはシャフトらしい独特な描写が盛り沢山で、毎週楽しみにしています。

 

さあ、単行本の感想は、のんびりしたスピードで10巻まできましたよ。
前回9巻のネタバレ感想はこちら。
3月のライオン9巻のネタバレ感想【受験も将棋も、支えて見守る家族の存在がある】

 

今回大きな山場を迎える10巻。
衝撃も感動も笑いも詰め込まれています。
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以下、10巻のネタバレを含みます。

 

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ぼっち飯卒業!

桐山零、高校3年の6月。
零の学校生活も残すところ、あと9ヶ月となりました。
今年になって新しく起きた変化といえば、零の高校にひなが入学してきたことです。

 

学校でひなの姿を見かけるようになり、嬉しそうな零。
そりゃあ嬉しいよね(´∀`)ニヤニヤ

 

ひなは高校に入ってから、『つぐみちゃん』という新しい友達ができたようです。
部活も一緒に手作り部に入り、休み時間も昼休みもずっと二人一緒で、すっかり仲良し。

 

 

昨年は『いじめ』のことで悩んで泣いた時もあったけど、今は笑って学校生活を過ごせているようです。
良かった良かった。

 

さて、一方の零。
野口先輩たちが卒業したあと、今年になって将棋部に新しい部員が入部して、賑やかな空気になっているかと思いきや…。
現在の将棋部の様子がこちら。

 

3lion10-1

(羽海野チカ『3月のライオン』10巻)

 

えっ?ここ学校だよね?
ヤバそうな空気が漂ってるよ。
チャカとか白い粉とかいう単語が出てきそうな雰囲気だよ。

 

相変わらず将棋部は林田先生、校長&教頭、学年主任の中村先生という強面の部員たちのまま。
これは、もはや部活じゃない…おっさん向けの将棋教室だ。

 

実は、体験入部の日にひなが将棋部に来ていたんですが。

ひなと同じクラスの男子もやって来て(しかも、ひなに将棋を教えてあげようとしていた)、零が入部希望していた彼を完膚無きまでに叩きのめしたのでした。

 

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(羽海野チカ『3月のライオン』10巻)

 

素人相手に手加減せず叩きのめすプロ棋士、ここにあり。
容赦ないw
ひなのことになると暴走する零。

 

結局、入部希望していた新入生を零が追い払う形となったため、入部者ゼロとなっていたのでした。
そんな感じで、学校ではひなの周りに集まる野郎に目を光らせている零。

 

 

体験入部の時に叩きのめした男子が、ひなと一緒に昼食を食べようとしているのを見た時は、屋上から猛ダッシュ!

感情むき出しで走る零の姿を見た林田先生は、「大人気ないよ、桐山!器ちっちゃ!でも、その方がぜんぜんイイ」と笑っていました。
以前、屋上の階段で悩んで一人でいた時と比べたら、今の姿の方が生き生きしてる。

 

こうして零は、強引にひな達の輪に混ざって、一緒に昼食を食べることになりました。
やったね、ぼっち飯卒業だよ!

 

巨大な魚

今回の10巻で出てくる対局が順位戦。
零と入江という棋士の戦いです。
今回の対局は、零ではなく入江の視点で語られていきます。

 

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(羽海野チカ『3月のライオン』10巻)

 

15歳でプロになって3年でB級2組に来た零と、23歳でプロになってB級2組に来るまで20年かかった入江。
対照的すぎる二人の対局です。

 

そのことを会長に茶化されても、入江はさらっと「勉強させてもらいます」と返します。
この落ち着いた雰囲気が、またカッコいいんですよねぇ。

 

『決してパニックをおこさない事』
『まずは落ち着け』

子どもの頃、遠泳大会で溺れかけたときに、先生に教わったことを教訓にした入江。
将棋の対局でも、焦らず慌てずを心掛けてきました。

 

 

そんな入江が、零との対局中に感じた気持ちを表したものは、海に関係した表現が多いです。
対局が始まって二時間。
大きな動きがないまま、互いに時間をかけて、静かに指していく二人。

 

「慎重でおそろしく静かな将棋だ…」と、入江が感じた次の瞬間。
零が大きな動きを見せます。

 

先ほど指した3九銀は、この局面を見越しての一手だった。
そう気付いた入江は、自分のすぐ脇を巨大な魚がすり抜けたと感じます。

 

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(羽海野チカ『3月のライオン』10巻)

 

その後も、柔軟に入江の攻撃に対応して陣形を整える零を見て、入江はある感覚を思い出します。
それは、かつて宗谷と対局した時のことでした。

 

「でかくて恐ろしい美しい生き物が、一瞬でC2 C1をすり抜けて行った」

宗谷との対局で、次元の違いを感じた入江はこう表現していました。
同じように、零のことも巨大な魚と表現して、対局終盤には入江が真正面から巨大な魚と向き合う心理描写が出てきます。

 

この独特な表現が面白い。
しかも、次のページでは対局後の場面になって、勝敗がどうだったのかハッキリと描かれていません。

 

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(羽海野チカ『3月のライオン』10巻)

 

二人の勝敗はどうだったのか?
巨大な魚と対峙したときの入江の表情や、美咲おばさんの台詞から考えると、恐らく入江の方が敗れたようです。

確かに、この表情からは勝ったのか負けたのか、判断しにくいですね。
この勝敗をハッキリと描かなかったのも、また憎い表現で上手いなぁと感じます。

 

「勝った日は大いに喜び、負けた日は反省する。でも、苦しみ過ぎてはいけないと決めている」

 

入江のように、地道にコツコツと努力を重ねていく棋士がほとんどでしょう。
敗れた日があっても、ゆっくりとした歩みでも焦らず慌てずに、これからも日々練習に励んでいこう。
そんな入江の考え方が勉強になります。

 

あと、巨大な魚と対峙する描写は、将棋を指している途中とは思えない不思議な雰囲気でした。
脇のキャラにスポットを当てた回でも、やはり心理描写が独特ですね。

 

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桐山零VS妻子捨男

川本家のおじいちゃんが作業場で倒れて、一時入院することになった日。
学校が終わった零は、あかりさんに頼まれて晩ご飯の買い出しを手伝い、そのまま川本家に向かいます。

 

いつものように川本家にやって来ると、何やら家の中の空気がおかしい。
違和感を感じた零が居間に入ると、そこにはひなとモモともう一人、見知らぬ男が座っていました。

 

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(羽海野チカ『3月のライオン』10巻)

 

ふいに、以前あかりさんが話してくれたことを思い出す零。
『新しい彼女が出来たんだって言ってね。出てっちゃったの』
そう。突然やって来た訪問者の正体は、三姉妹の父親でした。

 

家族を置いて家を出ていったはずの男が、おじいちゃんが入院したタイミングで突然やって来て、ニコニコと笑いながら明るく話しかけてくる。
怪しすぎるw裏があるとしか思えない。

 

 

彼の言い分はこういった内容でした。
「もう一度ここで、家族揃って一緒に暮らそう。でも、俺の今の家族も一緒に住むことになるから、心配だったらお前たちはおじいちゃんの所に移ってもいい」

 

要するに、この家は俺たちが住むから、お前たち(娘たち)は出て行けという意味です。
何だ…?このクズ男は(;´∀`)??

 

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(羽海野チカ『3月のライオン』10巻)

 

三姉妹の父親・誠二郎は、最初は優しくて真面目な男だった。
しかし、仕事で揉め事があって突然辞めてしまい、そこからどんどんダメ男になってしまう。
最後には新しい彼女を作って、妻と娘たちを捨てて出て行き…あかりやひなの心には、大きな傷が残ってしまった。

 

まだ、心のどこかで父親のことを信じようとしている姉妹たち。
口先だけの体の良い言葉を並べ立てる父に、娘たちは翻弄されそうになるが…。
そこで部外者であった零が、彼女たちを守ろうと真っ向から誠二郎との口での闘いに挑みます。

 

 

林田先生に協力してもらい誠二郎の事情を調べると、出るわ出るわヤバい事情。
なんと誠二郎、現在新たな女性問題が原因で仕事はリストラ。
しかも、奥さんが二人目の出産を控えている状態で、社員家族寮を追い出されそうになっているらしい。

 

それで焦って川本家にやって来て、娘たちを追い出して家を乗っ取ろうと考えていたようです。
見事なまでのダメ男っぷり。
林田先生は、彼のことを妻子捨男(さいしすてお)と命名。

 

娘たちの前で事情を暴露されてしまい、妻子捨男こと誠二郎は「これは家族の問題なんだよ。他人には関係ないだろうが!」と、零にぶちギレます。
しかし、「いいえ」と反論した零。

 

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(羽海野チカ『3月のライオン』10巻)

 

「僕は、ひなたさんとの結婚を考えています。だから、他人事なんかじゃ無いんです!」
プロポーズキタ――(゚∀゚)――!!

 

空気を読まずに、こんな場面でサラッとひなに告白しちゃったよ!
あかりさんも美咲おばさんも、さらに誠二郎もビックリ。
そして当事者のひなは、見る見る赤くなっていく。

 

ていうか、二人まだ付き合ってないw
恋愛の段階を飛ばして、結婚する気満々の零に「そんなんで女の子が『うん』って言うわけ無いだろう?」と、思わずツッコむ誠二郎。

 

 

真っ赤になって戸惑うひなを見て、零はこう断言しました。
「大丈夫、これから時間をかけて説得します!(キリッ)」
桐山だけにキリッ。
いや…キリッとした表情で言ってるけど、その自信は一体どこから来るのか謎。

 

恥ずかしげもなく堂々と宣言する零に、あかりさんも美咲おばさんも見直しつつも照れ笑い。
誠二郎が来て殺伐としていた川本家の居間が、零の衝撃発言でカオスな空気になってしまいました。

 

 

好きな女の一大事に、男を見せた桐山零。
ここは感動して喜ぶ場面なのか、空気を読まない大胆告白に笑ってしまう場面なのか…。
しかし、男としても人間としても、零の成長を感じるラストでした。

 

まとめ

10巻は誠二郎が現れてからの、怒濤の展開がすごいです。
まず、これまで登場していなかった川本家の父親が、ついに姿を現したという衝撃(しかも、これがかなりのダメ男)
そこから、ラストの零の予想外の告白(いきなりプロポーズ)

 

いやぁ~面白いです。
これまで『零はひなのことが好きなのか?』という話題は、何度か作中に出てきていました。
そのとき、あかりさんと美咲おばさんは『零は恋愛感情ではなく、家族としてひなのことが好きだろう』と考えていました。

 

確かに、結婚=家族になるという意味だから、間違ってはいないけども。
それにしても…恋愛の付き合う段階をすっ飛ばして、いきなり結婚に踏み切るとは…。

さすが、年収780万のプロ棋士。
普通の一般会社員よりも稼いでますね。

 

 

今回は、後半の誠二郎登場と零の大胆告白が大きな見どころになりますが、前半の穏やかな日常編も良いです。
個人的にChapter.97の幸田家の母が語る零について、淡々と第三者の視点で描かれているところが印象深かった。

 

自分の子どもたちと零を比べて感じた想い、夢の中で自分の本当の子どもとなった零を見て思ったこと。
入江や幸田家の母など、脇役となる人物たちの心理描写も、それぞれ細かくリアルに表現されています。

 

 

そういえば、会長が言っていた島田に来ていたCMの話…アートでネイチャー的なあれのことですか。
CMの話を島田が断ってしまって、悔しがる会長と嘆く零と二海堂。
笑ってしまったw

 

前半は和やかな話や心理描写が面白い話があって、後半は一気に盛り上がってラストは零の衝撃発言。
10巻は、衝撃も感動も笑いもある見応え十分な内容でした。

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