亜人48話のネタバレ感想【最後まで戦う】

亜人

(good!アフタヌーン 2017年4号)

 

どうも、お久しぶりです。
くろやんです。
しばらく更新をサボタージュしてました。
遅くなりましたが、亜人本誌の感想です。

 

そういえば、実写映画のキャストが公開されましたね。
佐藤さんは年齢的にかなり若いと言えば若い。
なぜ!?Why?どうなるん?
決まったもんはしょうがない、なるようになるさ。
公開したら観に行きます。

 

亜人本誌のネタバレ感想を紹介します。
前回47話はこちらです。
亜人47話のネタバレ感想【コンティニューしますか?】

 

FILE:48 負け犬共

以下、10巻のネタバレを含みます。

 

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議員と教授と大臣

今回はじめは何やら難しい政治の話からスタート。
国会で『新亜人管理法案』が可決されたとテレビで報道される。
そしてスタジオでは、法案制定のため尽力したという女性議員が意見を述べていた。

 

「亜人の凶暴性が証明された今ですから、速やかに衆参両議院を通さねばならない法案でした」
そう話す立花姫子(たちばなひめこ)議員。
リアルでいそうな雰囲気を漂わせています。
それにしても、姫子という名前が妙に気になってしまう。

 

亜人関連の番組の時、よく登場する藤川教授もスタジオにいます。
5巻FILE:22で紹介されていた『恐ろしい不死者の心理』の著者の人です。
この教授も何気にちょくちょく登場しますね。
教授自身が実は亜人だった…とか、そんなどんでん返しが来たら面白い。

 

立花議員は新たに制定された法案について、以下のように説明をする。
これまでの亜人法は、捕獲と保護を主とした生ぬるいものだった。
『新亜人管理法案』では亜人と判明した時点で、人権の垣根を超えた、より包括的かつ強行な拘束・隔離措置が可能となるらしい。

 

さらに、厚労省が保有している不確定亜人リストも一般公開し、地域社会に亜人が潜んでいないか、住民一人一人が監視の目を光らせるよう注意を促す。
「新亜人管理法案は、亜人という凶悪で危険な存在から社会を守るための防壁なのです」

 

なるほど、よくわからん。
政治的な話は頭痛がしてきます。
要するに、『これから国全体で亜人に対して、一切情け容赦ナッシングの方向ね!』ということらしいです。
ますます亜人にとって住みにくい世の中になりそうですねぇ。

 

 

この報道を移動中の車内カーナビで聞いていた総理大臣と運転手の男。
カーナビから聞こえてくる、「亜人・佐藤はいぜん野放しのまま、はたして自衛隊の武力を使った治安出動を実施するのかという議論も続いており」というキャスターの言葉に、大臣は「治安出動と防衛出動の違いも知らんのか…」とマスコミを非難する。

 

治安出動と防衛出動。
普段の生活で聞き慣れない言葉ですが、大臣がわかりやすーく詳しく解説してくれました。

 

法的に自衛隊は『治安出動』で武力の行使はできない。
武力行使ができるのは『防衛出動』の方だが、これが実行できるのは、外部からの攻撃時のみ。
佐藤はコレに該当しないから、自衛隊は投入しない。
いや、するわけないYO!

 

佐藤相手にまだ国難だの騒ぐ段階じゃなく、そもそも最終ウェーブ『この国の統治』もできるわけがないだろう。
と、大臣は運転手の男に話しかけます。
余裕綽々で高を括ってますね。
そうやって、佐藤を侮ってるとな…甲斐社長みたいにな…あっという間に消されることになるかもしれんよ…。

 

新しい法案のおかげで、亜人にとっては住みにくい世の中になる。
そして、大臣は佐藤の強さを侮っている。
いやな予感しかしない。
あちこち色んなフラグが立ちまくり。

 

残った者たち

さて、場面変わって隠れ家の宿泊施設に戻ってきた戸崎と泉。
お互い無言です。
スーツのジャケットを脱いで、椅子に掛ける戸崎。
泉も同じく、ジャケットを脱いで椅子に掛け…え!泉さん、こんなん下に着てたの?すごい意外。
普段見えてなかった二の腕とか背中に目を奪われてしまう。
シリアスな場面なのにちょいセクシー。

 

フォージ安全ビルでの田中との一件を思い出す泉。
「戸崎さん。本当に時間があったらでいいんですが…お願いが…」
泉さんのお願い…田中との出来事に関すること…何だろう?

 

すると、そこに中野攻が現れる。
久しぶりの登場!
かれこれ43話以来の登場ですね。
二人が無事だったのを見て、よかったと安堵する攻。

 

「永井はどうした?」と尋ねる戸崎に、攻は「アイツはやめるって…」と答える。
永井圭が佐藤と戦うのをやめた。
それを知って、「そうか…」とだけ呟く戸崎。
あっさりしてます、塩対応です。

 

戸崎に「まだ戦うよな?」と確認する攻。
これに対して、戸崎は「君達は帰っていい。ココからは私自身の戦いをする」と言い、一人で戦おうとする。
もちろん反対する攻と泉。
しかし現状は、仲間も減ってしまい策も何もない状態。

 

「最後まで頑張れば…あきらめなきゃあさぁ!勝ち目はあるんじゃねぇのか!?」
攻が戸崎と泉に話しかけるが、押し黙る二人。
重い沈黙。
そんなシリアスな空気のなか、何の前触れもなく部屋にやって来た人物。

 

「あ、ただいま」
主人公・永井圭登場。
攻かなりビックリ。
そりゃ、もう戦うのやめるって言ったやつが、軽いノリで「ただいま」なんて戻ってきたらビックリするわ!

 

絶妙なタイミングとフランクな口調。
まるで8巻の佐藤さんの「来ちゃった」を思い出します。
永井くんも笑いのポイントを掴んできたようです。

 

勝率0%

コンビの相方が帰って来て、「何してんだよ!?今頃インドとかで、のんびりしてんのかと…」と驚く攻。
密かに亜人ワールドツアーinインドも見てみたかった。
攻の言葉に、圭は「溺死はもうこりごりだからね…やっぱり、戦おうと思って戻ってきた」と答える。

 

圭は、これから佐藤がどう行動を起こすかを予想する。

暗殺リストはまだ残っているが、佐藤は飽きているので、端折って最終ウェーブへ移行するだろう。
しかし、最終ウェーブ『この国の統治』という国の運営に、佐藤が興味があるとは思えない。
結局のところ、佐藤は日本の執行機関や軍部・報道機関に壊滅的なダメージを与えることが目的だろう。

 

やっぱり佐藤さん、日本を統治することは大して興味ないらしい。
亀を踏みつぶすのが楽しいからゲームをするタイプ。
佐藤さんはそういう人だもんね。

 

国全体を相手に大規模なテロ行為を成功させるのは、いくら佐藤といえど難易度が高い。
だが、佐藤はコレを行動に移し、成功させうるだろう。
なんせ亜人最強(凶)の佐藤だから。

 

亜人管理委員会が図っている佐藤との和解に向けての会談。
恐らく、その日がラストチャンス。
そこで佐藤と戦うしかない。
ちょうどタイミングよく戸崎の携帯が鳴る。
「会談の日程が決まったそうだ」
何日かと尋ねる圭に、戸崎の返事は「19時間後だ」というもの。

 

19時間後!?
冗談でしょ( ゚Д゚)
みんな時間のなさに衝撃を受けてます。
絶望的すぎる。

 

仲間も作戦も時間もない。
それでも戦うと言って集まった者たち。
勝算はあるのか。
そう戸崎が圭に問いかけると、「愚問ですね。勝てっこないでしょう」と答えるが…「だが、最後まで戦う」と言う圭。

 

絶望的な状態で勝ち目のない戦いに臨む。
合理的に行動する圭にしては、らしくない発言。
「論理的にしか行動しないんじゃなかったのかよ」と、攻も圭の言動を指摘する。
それに対し、圭はこう述べる。

 

勝率0%という数字は、何も干渉しなければ永遠に0のまま。
たとえ、0.000001%程でも勝機が生まれる可能性があるなら、無駄でも行動し続ける。
つまり、『何はなくとも最後まで戦う』ということは非論理的行動ではない。
「コレは0%の勝率を最大限に引き上げるため熟考された!完璧な論理的行動だ!」

 

要約すると、『最後まで諦めないで戦おう!』ということです。
あれ…?攻が言ってた内容と一緒じゃん。
これでもかと理屈をこねまくってますが、最後まで戦い続けるというアツい想いは同じ。

圭は「佐藤を倒すぞ」と宣言する。

 

まとめ

前回佐藤の「誰かがコインを入れたみたいだね」という見開きと、今回圭の「佐藤を倒すぞ」の見開きが、ちょうど対になっているように見える。
亜人でこういうキャラアップの見開きって珍しい気がする。

 

9巻ラストで佐藤と戦うことをやめた圭が、今回の10巻ラストでは「佐藤を倒すぞ」と、やる気スイッチをONにしたようです。
そして、バラバラになっていた戸崎&泉、攻とも合流できました。
あとはココに真鍋が来る…と。
真鍋はいつ合流するんだろう。

 

それにしても、ホントに佐藤さん暗殺リストすっ飛ばして、最終ウェーブへ移るんでしょうかね。
だとしたら、残りのリストの皆さん!助かったね!!
まだ本当にすっ飛ばすかどうかは、わからんけど。

 

仲間も少ないわ、作戦も時間もないわで、ないない尽くし。
この絶望的な状況のなか、どう佐藤達と戦うつもりなのか。
それに佐藤との戦いだけじゃなく、さらに激しくなった亜人弾圧も今後どう影響してくるのか。
相変わらず、キャラ(亜人)に容赦ない鬼畜ストーリー。

 

このままいくと、アニメと同じような流れになっていきそう?
細かい部分は若干違うけど、話の筋としては同じ感じなんでしょうか。
ラストの決着はまた違う展開になるのか…?
しかし、46話でフラッドの詳しい説明が出てきたから、原作でも今後フラッドが起こる可能性は高いのかも?

 

今回は泉さんのお願いとジャケット下が、個人的に気になるポイントでした。
あと、総理大臣が高校のときの体育の先生に似ていました。

続きはこちら。
亜人49話のネタバレ感想【始まりの場所へ】

 

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あの漫画のここが気になる!!!

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