亜人49話のネタバレ感想【始まりの場所へ】

亜人

(good!アフタヌーン 2017年5号)

 

今月号の表紙は佐藤が目印!
どうも、くろやんです。
今年は春になってから雨や曇りが多かったです。
先週やっと桜を見てきました。
春だもの。

 

亜人本誌のネタバレ感想を紹介します。
前回48話はこちらです。
亜人48話のネタバレ感想【最後まで戦う】

 

FILE:49 スティープ・ロード

以下、11巻のネタバレを含みます。

 

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奇跡

病院の分娩室。
ここでたった今産まれたばかりの赤ん坊がいた。
しかし、その子は呼吸をしていない。
医師は懸命に心肺蘇生を試みるが、赤ん坊が息を吹き返すことはなかった。

 

「ダメか…」と、落胆する医師達。
その時、赤ん坊の指先から微かに黒い物質が『じゅわ』と発生すると、息をしていなかった赤ん坊が産声を上げ始めた。
「奇跡だ」
驚き、そう呟く医師の男。
母親は生き返った我が子を見つめ、「圭…」と呼びかけるのだった。

 

来たよコレ!!
いきなり11巻始めの49話冒頭から重大なネタバレが来ました。
ある赤ん坊の話です。
その子は産まれて一度死に、そして生き返った亜人でした。
赤ん坊の正体は『永井圭』

 

とうとう出生の秘密が明かされた永井圭。
彼は産まれてすぐに死んで生き返っていたようです。
ということは、かれこれ17年間亜人だったということに。
オグラ博士の「君はいつから亜人なんだ?」の問いかけに対する回答が出てきたよ。

 

なかなか重要なネタがぶっ込まれたなぁ。
こりゃ色々、考察やら感想が書けそう。

 

 

現在の圭達。
各々が戦いに向けての準備をしていた。
フォージ安全の制服から普通のシャツに着替える圭。
その様子を見て、攻は「高校生みたいだな」と声を掛ける。
「高校生だよ。目立たない服装だろ?」と返す圭。

 

屋上で一服する泉。
彼女の手元には一丁の麻酔銃がある。
これは…フォージ安全で田中を撃った時のものだろうか。
何か物思いにふける泉。

 

そして、ある人物と接触する戸崎。
「急に呼び出して申し訳ありません。コウマ陸佐」
戸崎が対話するのはコウマ陸佐。
陸佐、かなり久しぶりの登場ですね。
何の用かと尋ねる陸佐に、戸崎は『対亜人特選群』を出動させてほしいと言う。

 

コウマ陸佐は「またそれか」と言い、出動はダメだと拒否する。
対亜は極秘かつ違法の部隊。
しかし、上の連中達は対亜のユニフォームに『対亜人特選群』と書かれたワッペンを付けるよう、陸佐に命令したという。

 

対亜とは現実には活用されない部隊であり、金にまみれた人間どもの道楽でしかないと陸佐は戸崎に説明する。
「だからと言って、あなたは訓練に手を抜くような人じゃない」
なおも戸崎は陸佐を説得しようとするが、上官の命令は絶対で対亜は出動させないと言い切るコウマ陸佐。

 

最後、立ち去ろうとした戸崎は陸佐に、こう語りかける。
「私は自分の行いで、色々な人間を地獄に落としてきた。だが、それに対し、自省の念も後悔もない。あなたは?」
潔さを感じる台詞。
45話でケジメを付けると決心した最近の戸崎は、どこか吹っ切れた感がある。

 

矛盾

施設屋外。
射撃練習を行っていた場所に一人でいた圭。
すると、そこに現れた男が…。
「他の連中は?」
「あ!真鍋さん」
真鍋、あっさりと再登場。

 

真鍋が生きていたと分かり、驚く圭。
まさか亜人なのか。
そう尋ねる圭に対し、「ハッ、違うな。噛み付かれた傷も残ってる」と答える真鍋。

 

『真鍋は亜人なのか?』『真鍋はいつ再登場するのか?』と疑問に思っていたことが、あっさりと光の速さで一気に解消されました。
無駄がないシンプル&スピーディーな展開。
さすが亜人らしい展開だね!
それにしても、みんなひょっこり登場するのがブームなのか。

 

真鍋は圭が手にしていた銃に目をやる。
フォージ安全で平沢から圭が受け取った銃。
そして、それは真鍋が「今のうち返しておくよ。アンタから貰った銃だ」と言って、平沢に返していたものだった。

 

平沢に返していたはずの銃を圭が持っている。
この場にいない平沢。
それを見て、悟った真鍋。
台詞もなく表情だけで真鍋の心情を表しているのが、淡々としているけど深い心理描写だなぁ。

 

「一緒に来ますか?報酬は出ませんが」と言う圭に、「いや!辞めるよ」と言葉を返す真鍋。
真鍋は「お前もやめとけ。命を粗末にするな、死なないからってな」と圭に言うと、そのまま去って行ってしまった。

 

死なない亜人だからと言って、命を粗末にするな。
矛盾している内容だけど、言いたいことは分かる。
この真鍋の台詞なんか良いな。

 

 

一方の佐藤達。
「さあ、下ごしらえだ」
屋外でクーラーボックスを用意する佐藤。
一緒に高橋とゲンがいる。

 

亜人でクーラーボックスと言えば、やっぱり臓器関係でしょうか。
また猫沢と武器をトレードする臓器を用意したのか。
これで中に釣れたて大漁の魚が入ってたら、どうしよう。
下ごしらえって、佐藤さん料理でも始めるような口振りだよ。
え、まさか手羽先クッキング再び?

 

その頃、一人隠れ家で銃を構える動きを見せる田中。
部屋を出る際に、彼は銃を置いて出て行く。
『もう流血沙汰はナシだ』『殺し合いはナシ』と言っていたことから、田中はあくまで穏便に話し合いで済ませようとしている。
この田中の行動がどう影響するのか。

 

入間

車を用意した戸崎。
圭と攻と泉の三人が車に乗り込む。
ちょうどそこに、「おーい。帰ってるなら言えよ」とオグラ博士が登場。
博士、どこにいたんすか。
隠れ家に戻ってから、まったく姿が見えなかったんですが。

 

オグラ博士は車に一緒に乗り込むと、適当な所で降ろしてくれと言う。
「タバコのストックは持ってこなくていいんですか?」
戸崎の問いかけに、オグラ博士は愛用のタバコの箱を見せながら、「最後の一箱だ」と言う。

 

最後の一箱。
確か、オグラ博士…46話で『ストックの最後の一本を吸い終えた時、俺は死ぬ気がする』って言ってたような…。
あかん、博士!これ死亡フラ…
いや、何でもないです。無事を祈ってます。

 

 

さて、圭の前から姿を消した真鍋のその後。
電話ボックスで、彼は伊豆急下田駅までの席を取ろうとしていた。
フォージ安全での戦いが終わったら、この稼業から足を洗うと言っていた真鍋。
伊豆にいい物件があるから、そこでのんびりすると。

 

これから予定通り、伊豆へ向かおうというのか。
「空席状況を確認しますので、お待ちください」と告げられ、待つ間に真鍋は平沢のことを思い出していた。
真鍋の背中から、彼の悔しさや悲しさが伝わってくる。

 

そして、顔の傷を保護していたガーゼやテープを剥がす真鍋。
真鍋の顔には、佐藤のIBMに噛み付かれた傷痕が残っていた。
何かを決心したような表情の真鍋。
「お待たせしました。席は十分残っていますので…」と電話口の相手が言うが、すでに真鍋は電話ボックスからいなくなっていた。

 

 

佐藤との極秘の会談に向けて、準備を始める大臣と曽我部ら。
「そういえば、なぜ会談場所をココに?」と曽我部が尋ねると、大臣は「たいした意味はない。だが、あえて言うなら、この一連の騒動が始まった場所だからだろうか…」と答える。

 

会談場所というのは、埼玉県の入間市。
ここは、国内3例目の亜人『永井圭』が、生まれ育ち、死んだ場所。

 

まとめ

入間(いるま)市は埼玉県の南西部に位置する市で、香り豊かな緑の文化都市として、狭山茶が有名なんだそう。
入間市の『いる』とお茶の『ティー』から名前をとった、市のマスコットキャラ『いるティー』がいます。
観光大使として就任したそうです。

 

入間市について調べていたら、ゆるキャラの『いるティー』がつい気になってしまった。
次回、入間市を舞台とした厚労省と佐藤らの極秘の会談で、いるティーが登場!…したら殺伐とした会談でも癒されるわ。

 

亜人の感想から脱線しまくり。
さて、最終章が急ピッチで進んでますね。
決戦開始と書かれているように、もう次の戦いで佐藤との決着がつくようです。
このままいくと、15巻以内で完結しそう(13巻ぐらい?)
終わりが来るのは寂しいけど、最後まで本誌を追っていきたい。

 

今回は11巻冒頭で、いきなり永井圭の出生の秘密が語られ、亜人についての謎がひとつ明かされました。
圭は産まれた時に一度死んで、そして生き返っていた。
産まれた時から亜人。
17年前から亜人だったということで、オグラ博士の言っていたことが納得です。
・異常なくらいIBMが濃い
・5年10年で、その濃度は有り得ない

 

あと、今回大臣が曽我部に言っていた、「オグラ博士の論文によると、亜人も寿命では死ぬそうだ」という内容も興味深い。
徐々に亜人の謎が明らかになってきた。
この辺の内容について、また追記で何か書こうと思います。

 

そういえば、真鍋があんなにあっさりと登場するとはなぁ。
もっと引っ張って溜めてから、満を持して登場かと思ったら、思いの外早く登場したね。
真鍋も一度「辞める」と言ったものの、ケジメを付けるため、再び佐藤との戦いに参加することになりそうです。
あ、46話の補足感想で書いていた③が正解でした。
屈強な肉体万歳。

続きはこちら。
亜人50話のネタバレ感想【リンクの上で歓喜の声を上げる】

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あの漫画のここが気になる!!!

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