3月のライオン×文部科学省の「いじめSOSに関する普及啓発」を見て思うこと

3月のライオン

アニメ「3月のライオン」と文部科学省のコラボレーションポスター

 

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漫画内でも内容がシリアスで重いテーマです。
クラスでいじめられていた友達の「ちほちゃん」をかばったひなが、今度は自分がいじめられることになってしまうという流れ。
実際にいじめているのは数人の生徒だけで、他のクラスメイト達は自分がいじめのターゲットとなりたくないので、傍観者として見て見ぬふり。

 

よくあるいじめの光景。
このいじめ問題、解決にはどうしたらいいのか?
ここで出てきた林田先生の台詞が的確で、的を射ています。

 

いじめに関する情報は山ほどあるが、そのどこにも100%の解決方法はない。
立場も性格も関係してくる人間の配置も違う。
だから、どのケースにも効く完璧な答えなんて出てこない。

 

いじめられた人間。
いじめていた人間。
いじめられた子供の親。
いじめていた子供の親。

 

事が大きくなっていくほど、関わってくる人間の数も増えて、問題がどんどん複雑になって解決が難しくなっていく。
最も『いじめ問題』の解決で大事なことは、「いじめられた人間(ひな)がどんな解決を望んでいるのかをよく聞くこと」だと林田先生は言います。

 

ここでは、ひなが零や家族に自分がいじめられているということを話したことで、こういった解決方法を模索するとこまでいけたんですけど。
その手前の段階、『自分がいじめられているということを誰かに相談できるか』というところで、誰にも相談できずにいる人もいるはず。

 

助けてほしいとSOSを言える相手がいるかどうか。
それができずにいると、いじめられている人間の中で、どんどん苦しみが大きくなってしまい最悪の結末にもなってしまう。

 

 

今回、公式サイトにあった文部科学省とのコラボ企画「いじめなど子供のSOSに関する普及啓発」
企業とのコラボだけじゃなく、こんな文部科学省とのコラボがある漫画(アニメ)ってすごい。

「3月のライオン」×文部科学省 コラボレーションページ

 

見ていると、改めて『いじめ』について色々考えさせられる。
『いじめ』は明確にどこからどこまでか線引きが難しいし、誰もがいじめられる側にもいじめる側にもなる可能性がある。

 

ニュースで取り上げられるケースだけじゃなく、もっと小さなものだったらどこにでも身近に存在している気がする。
最近はTwitterやLINEを使ったネットが絡んだものもあるでしょうし、どんどん顕在化しにくくなっていると思う。
そう考えると、今のネット社会で生きる子供たちは、良くも悪くも情報に敏感になってしまうなぁ。

 

そういえば、漫画内ではいじめられた側のひなの視点で進んでいくので、いじめた側の女の子は反省した様子もなく典型的ないじめっ子の悪者になっていますが。
実際のところは、いじめられた側・いじめた側、両方の角度から見てみることが大事だと思う。
いじめを止めたからすぐに解決というわけじゃなく、その後の双方のケアがあって時が経って、やっと解決する問題だと思う。

 

人間同士の関わりの中で生まれる問題なので、事が大きくなればなるほど解決に時間が掛かるなぁと。
いじめを大きくさせないためには、やられた側がハッキリと『やめて』と言うこと。
それが出来ないと…どんどんエスカレートしてしまう。

 

いじめられた側・いじめた側、個々人の性格も関係してきて『いじめ』が生まれてしまう気がする。
上手くまとまらないけど、もし『いじめ』を受けたとしたら。
・誰かにSOSのサインを出して相談する
・いじめた相手に具体的にどういう対応をすればいいのか
・今後どんな風に解決していきたいのか
思いつく流れはこんな感じでしょうか。

 

真面目に『いじめ』について考察してみたけど、結局のところ大人になって社会に出てからも人間関係の悩みは付き物なんだよなぁ。

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あの漫画のここが気になる!!!

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