(コナリミサト『凪のお暇』1巻)
ドラマが絶賛放送中の『凪のお暇』、今月には単行本の6巻が発売されます。
単行本の続き待ってました!
空気を読み過ぎて過呼吸になって、勤めていた会社からドロップアウトした28歳の大島凪。
大儀名分を得た節約ライフを糧にして、しばしお暇をいただきます。
無職の凪がアパートの住人たちと仲良くなったり、元彼やお隣さんと色々ラブな出来事があったりする、そんなお話。
恋愛ものだけどそこまでラブラブな内容じゃなくて、凪の生き方とか考え方に共感してしまう読者も多いと思います。
そして、作中に出てくる節約レシピもみどころです。
安くて美味しそうで、つい真似したくなる!
そんな『凪のお暇』ですが、台詞に出てくる言葉のチョイスが面白いんですよ。
たとえば1巻、凪が会社の同僚たちとランチに行ったとき。
同僚たちはそれぞれ愚痴を言っているようで、実は『私って幸せ』という自慢をさりげなく盛り込んでるんですね。
(コナリミサト『凪のお暇』1巻)
女同士のマウンティング。
ひぃー、こわいよー。
そんな同僚たちの会話を聞きながら、「ど…どうしよう…私も何かカードを切らなきゃ」と内心焦る凪。
ランチタイムはデュエルタイム
こんな時、私みたいな奴は絶好のカモだ
ドロー!モンスターカード!
何かモンスターを召還したり速攻魔法を発動したりするんでしょうかね。
ランチがデュエル(決闘)ってどういうこと。
そんなランチいやだw
ランチは美味しいご飯と気心の知れた友達と他愛ない話をしながら、まったり食べたい。
でも、どうしても職場とかでギスギスしたランチってあるよね。
だからってデュエル(決闘)は勘弁してほしい。
あと、ハローワークに行った凪がパソコンで前職の待遇で検索したら、まったくヒットしなくて0件の画面を見たとき。
(コナリミサト『凪のお暇』1巻)
ワークがハローしてくれない…
え!ハローワークってそういう意味だったん??
仕事を紹介するからワークがハローってこと?
実際のところはどうかわからんけど、この台詞も「ランチタイムはデュエルタイム」みたいに言葉の言い回しが面白い。
こんな感じで、『凪のお暇』は言葉のチョイスが斬新で面白いんですよ。
空気を読み過ぎていた凪が、今度は空気を読まないで自分を変えていこうと奮闘するところも面白いし共感できます。
そして、隣人ゴンさんや元彼慎二との恋愛の行方も気になる!
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