亜人80話のネタバレ感想【まだ完全には終わっちゃあいない】

亜人

(桜井画門『亜人』80話)

 

今回good!アフタヌーン8号の表紙は亜人です。
そして、巻頭カラーも亜人。
ギュウギュウになって密集しているIBM達、『密です。』というコメントがシュールで良いですね。

 

 

亜人本誌のネタバレ感想を紹介します。
前回79話はこちらです。
亜人79話のネタバレ感想【飛び込み注意】

 

 

FILE:80 The ONE

以下、17巻のネタバレを含みます。

 

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80話のあらすじ

入間基地の対亜と攻らは状況を把握するため、手分けして情報を集めることに。
攻がスマホでニュースを確認すると、入間基地から飛び立つヘリの写真が映し出され、佐藤は基地から逃走したと報道される。
しかし画質が粗いため、どのようなヘリかわからない。

 

その時ちょうど泉から連絡があり、佐藤がヘリで基地の外に逃亡し、それを見失ったと報告がある。
「どんなヘリだった?」と尋ねる対亜に、「青色で…『みつ…』なんとかって書いてあった」と答える泉。

 

そのヘリは高い速度と航行距離、国外にも充分出られるアグスタA109E。
つまり佐藤はもう付近にはいないと話す対亜。
さらに、拘束した佐藤以外の亜人を収容し、各員撤収の準備を始めるよう命令を変更する。

 

 

対亜の言葉に、「何言ってんだよ!佐藤を探しに行こうぜ!」と反論する攻。
しかし、対亜は現実的ではないと言い、今この状況では可能な限りのすべきことをするしかないと説明する。
納得できない攻に「お前はよくやったよ」と、秋山が声を掛ける。

 

こんな最後かと落胆する攻。
圭がどうなったのか心配する攻に、泉は「永井君は佐藤のヘリにぶら下がって、一緒に外へ出たんだよ」と言う。
それを聞いて、まだ完全には終わっていない、まだ戦いは続いていると攻は確信する。

 

みつ…なんとか

前回、圭と佐藤のフラッドで作り出されたIBMらが自然消滅し、無事助かった入間基地の対亜や攻達。
あれだけパニック映画のように恐怖で包まれていた基地内が今では静か。
対亜のリーダーが状況を把握するため、残りのメンバーに手分けして情報を集めるよう指示します。

 

攻がスマホでニュースを観ていると、佐藤が乗ったヘリの写真が映し出され、佐藤は基地内から逃走したと報道されます。
とんずら佐藤さん。
そして、ちょうど泉から連絡があり、この逃走に使われたヘリが国外にも充分出られるハイスペックなものであることがわかります。

 

 

対亜のリーダーが言うには、アグスタA109Eというヘリだそう。
調べてみると、泉さんが言っていた『みつ…なんとか』は『みつみね』という名前で、埼玉県警の航空隊の3機のうちのひとつ。
残りの2機は『むさし』と『さきたま』

 

埼玉県警のHPによると、スカイパトロールや救護救助活動、各捜査活動などを行い、県民の安全と安心を空から守っているとのこと。
漢字で『武蔵』だと侍っぽいけど、平仮名で『むさし』だとゆるキャラっぽい印象。

 

 

そんなハイスペックヘリに乗った佐藤は、もうこの付近にはいないと判断した対亜は、各員に撤収の準備を始めるよう命令を変更します。
攻は佐藤を探しに行こうと言うが、対亜のリーダーは冷静に「現実的じゃない」と切り返す。

 

(桜井画門『亜人』80話)

 

納得がいかなくとも、今この状況では可能な限りのすべきことをするしかない。
冷静沈着な対亜の言葉です。
現実を見据えて、淡々と己のすべきことをする。
渋カッコいい。

 

目立つ派手な仕事ではないけど、裏方の地味な仕事をプロフェッショナルにこなす。
彼らのそんな信条を感じます。

 

正解だったと言えること

その頃、バイクで順調に逃走を続ける佐藤。
川岸にIBMが操縦していたヘリが着陸しているのを発見します。
対岸に停まっていて、向こうに渡るための橋は分断されている。

 

(桜井画門『亜人』80話)

 

おまけにバイクはガソリン切れ。
バイクから降りた佐藤は周囲を確認します。
他に向こう岸まで渡るための橋はあるにはあるが、かなり離れた距離。

 

「泳ぐか」と言う佐藤。
きっと佐藤さんの超人的な身体能力なら、向こう岸まで泳ぐのに何ら問題なくクリアするでしょう。
このまま国外へ逃亡してしまうのか?

 

 

再び場面が戻って入間基地。
佐藤は逃走し自分達は何も出来ず、こんな最後かと落胆する攻。
「どうすりゃいいんだ、永井。あの爆発で…どっかで動けなくなってんのか…?」と心配する攻に、泉さんが「永井君は佐藤のヘリにぶら下がって、一緒に外へ出たんだよ」と教えます。

 

まだ戦いは続いている、まだ完全には終わっちゃあいない。
攻は秋山に、自分がしてきたことで、たったひとつだけ自信をもって正解だったと言えることがある、と言います。
それは『永井に会いに行ったこと』

 

 

最後、対岸まで泳ぐかと考えていた佐藤の背後に、走って追いついた圭の姿がありました。
このまま向こう岸まで渡らせるわけにはいかない。
さあ、主人公来たよ!追いついたよ!

 

しかし、確か圭は何も武器を持っていないはず。
完全なる丸腰状態、かんまるです。
一体どうやって逃走しようとする佐藤を止めるのか。

 

まとめ

今回の話は、前回からの続きとなる入間基地の対亜や攻らの様子がメインですね。
IBMは自然消滅し助かったものの、逃走する佐藤を追うことは出来ず。
今この状況では、可能な限りのすべきことをするしかない。

 

さすが対亜、クールです。
対亜の台詞はシビアですが現実的。

 

佐藤以外の亜人を収容すること、佐藤の仲間を確保することも重要な任務だと言う対亜。
そういえば、基地内には拘束した高橋がいたはずだけど、あの後どうなったんだろう。

 

 

そして、攻の『ひとつだけ自信をもって正解だったと言えること』
攻が圭に会いに行ったのはFILE:16です。
あのときは戸崎や曽我部、黒服の男達がいましたね、懐かしい。
そして、初めて会った後の圭と攻と言えばイボテングタケのおにぎり、懐かしい。

 

確かに、攻が圭に会いに行かなかったら、今の佐藤との最終決戦はなかったでしょう。
圭はあのまま田舎の山中さんちでのんびり過ごして、もし村人に亜人だとバレたとしても、そのまま逃亡して、またどこかで佐藤と戦うことはせず一人で過ごしていたはず。

 

そう思うと…攻はこの戦いのキーマンだったのか。
え、すごい。

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あの漫画のここが気になる!!!

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