迷家-マヨイガ-第九話のあらすじと感想【みんな何か心の傷を抱えてるんだよ】

迷家-マヨイガ-

©diomedea・Ponycanyon/project迷家

 

どうしてこうなった。
あと三話なのに、一向に終わりが見えてこない。
謎を解消しては、また新たに謎を増やしていくアニメ。

 

くろやんです。
『迷家-マヨイガ-』第九話のあらすじと感想を紹介します。

 

以下、第九話のあらすじと感想です。

ネタバレがあるので注意してください。

 

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ナナキを受け入れろ

前回の続き。
ヴァルカナとこはるんを矢で狙っていたのは…。

 

二人の前に現れた氷結のジャッジメント、いやジャッジネス。
逃げるジャッジネスをヴァルカナが捕まえる。
今までどこにいたのか、ヴァルカナが問うと「助けてもらったんだよ…あの人に」と、答えるジャッジネス。

 

あの人とは誰のことなのか。
それについてヴァルカナが尋ねると、どこからか矢が飛んできてジャッジネスに命中する。
倒れたジャッジネスをこはるんに頼み、矢を放った何者かを追うため、ヴァルカナは走り出す。

 

 

停車したバスの中。
なぜ、真咲はレイジを捜すことをみんなに隠していたのか。
そのことを颯人が問いただすと、「一人で捜そうと思って…トンネルの先で」と答える真咲。

 

真咲の言葉を聞いた運転手がアクセルを踏み込み、バスを急発進させる。

トンネルの先に行けば、娘に会えると思ったらしい。
そのまま前進し、バスはトンネルを走っていく。

 

突然バスに衝撃が起こり、光宗の目にはバスにぶつかるペンギンのぬいぐるみの姿が映る。
さらに、窓ガラスに別の化け物の手が映り込む。
その化け物は颯人のトラウマらしく、颯人はそれを見て激しく動揺する。

 

そして、トンネル出口の手前で、車内にみさとが現れる。
運転手がみさとに気付き、急ブレーキで止まるバス。
不安に駆られた颯人がバスから降り、光宗と真咲も颯人を追う。

 

どうにか落ち着きを取り戻した颯人。
三人がバスに戻ると運転手の姿はなかった。
結局、トンネルの先へと進むことにした光宗と颯人と真咲。

 

トンネルを抜けた先、霧が立ちこめる中、村が見える。
村の手前にある岩の上に、レイジが残したという書き置きがあった。
「マサキへ。この先に行くならナナキを受け入れろ」
ナナキって何?謎。

 

村を散策する光宗、颯人、真咲。
人が住んでいたような形跡はあるのに、納鳴村と同じく無人の村。
村を歩いていると真咲が「あの、トイレに…」と言い、一人別行動をとる。
光宗と颯人は廃工場らしき建物へと入っていく。

 

颯人のトラウマ

上から村全体を見渡そうとしたが、霧が多く見えにくい。
本当の自分に戻りたいと考える光宗に対して、「お前はお前のままでいいじゃないか」と話す颯人。
そして、光宗に変わられると自分が困ると言う。

 

颯人の回想。
父親も母親も表面上いい両親に見えるが、颯人を自分達の思い通りにさせようとしていた。
自分の好みに颯人の服を選び、自分が好きな釣りを颯人にやらせて。
世間への体面を保つため、両親は颯人を立派な子どもに仕立て上げようとしていた。

 

そして、自分達の思い通りにならないと容赦なく颯人に手を上げ、時には屋根裏に押し込んだという。
その屋根裏には、死んだ祖母の写真が置いてあった。
年のせいで徘徊していた祖母も、体面のため颯人と同じように、屋根裏に押し込まれ死んだそう。

 

「ばあさんが怖いんだ…じっと睨むんだ」
颯人がバスで見た化け物(トラウマ)は、屋根裏に押し込まれて死んだ祖母だった。

 

 

両親に支配されていた颯人は、自分にも従順な相手がほしいと思うようになる。
その相手が光宗だった。
今まで通りでいいじゃないかと言う颯人と、もう振り回されるのはイヤだと言う光宗。

 

「僕はもう時宗なんかじゃない!」
止める颯人を振り切り、光宗は廃工場から走って逃げる。
真咲を捜すことにした光宗。
しかし、真咲のリボンが道に落ちていることに気付く。

 

そして霧の中、光宗はヴァルカナと出くわす。
「氷結のジャックが俺達を襲ってきたんだ」と、経緯を話すヴァルカナ。
よく聞くと氷結のジャックって言ってるw
ヴァルカナは、ジャッジネスと一緒にいた連中を追って来たらしい。

 

その時、光宗とヴァルカナ、二人の前にトラウマが現れる。

ヴァルカナのトラウマとして現れた化け物は、茶色いアメーバのような物体。
これは、上層部に呼ばれて責任と罪を被せられた時、ヴァルカナが下を向いて見ていた机の木目らしい(何じゃそりゃ)
その自分のトラウマに向かって、攻撃を仕掛けるヴァルカナ。

 

光宗の方は、トラウマのペンギンのぬいぐるみが、前よりも小さくなっている。
ペンギンのぬいぐるみを追って川辺に来た光宗。
母親の声が聞こえ、導かれるように光宗は川の中へと進んでいく。

 

 

どこかへ向かう、ナンコとマイマイとリオン。
最初と比べて、マイマイの心の傷が軽くなってきていると推測するナンコ。
化け物は、精神的なものが解消されれば現れなくなると考える。
確かめるため、マイマイにもう一度トンネルに入ろうという。

 

トンネルの前に着いた三人。
入るのを躊躇うマイマイに、一緒に行こうと促すナンコとリオン。
突然、弓矢が襲いかかってくる。
矢を放ったのはジャックだった。

 

逃げる三人を追うジャックに、何者かが体当たりを仕掛けジャックを殴りつける。
「大丈夫?」と、三人に尋ねるレイジ

 

目を覚ました光宗。
見知らぬ天井が見える。

 

 

まとめ

どこに向かっているのか。
終わりがどうなるのか。
今回もよくわからないですが、もう謎なのがすっかり当たり前になってしまったので、問題ない。

 

あと三話で終わるのに、伏線はすべて回収されるんだろうか。
ジャッジネスを助けたという、「あの人」とは誰のことなのか。
この人物が影の黒幕なのか。
こはるんに納鳴村の場所をメールで教えたのも、二話でバスに残った運転手が見た何かも、この人物なのか。

 

今回は続々キャラが再登場しましたね。
氷結のジャッジネス、ジャック、レイジと出てきたので、最後はよっつんだろうか。
よっつんは出てくるのか。
本当によっつんは、さよならして川に流されていたのか。

 

これで、実はよっつんが黒幕だったらヤバい。
よっつんの策士っぷりに感動する。
だとしたら、よっつん見直すよ。ほんとに。
いや、たぶん確率的に低いと思うけど。

 

考えられる流れとしては、前回のエンドロールで名前が出てきた「神山」という人物でしょうか。
真咲とレイジが山で出会った老人が、この神山だとしたら…。
何かの目的のために、納鳴村に人を集めているらしい?

 

あと、今回は颯人のトラウマですね。
そろそろ颯人も明かされるかと思っていたら、来ましたね。
トラウマの化け物として出てきたばあさん、完璧にホラーすぎるw
かなりこわい( ゚Д゚)

 

颯人の光宗に対する気持ちが、何かおかしいと思っていたら。
自分にとって、素直に従う操り人形として光宗を見ていたということですか。

光宗も光宗で、颯人に頼りっきりになっていた部分もあったでしょうし。
これまでお互い共依存的な関係だったのが、今回光宗が本当の自分になると吹っ切れたことで、関係を断ち切ることができたのではと。

 

 

そういえば、『ナナキを受け入れろ』とは何なのか。
何?ナナキって??
納鳴村のナナキではなくて、何か別のものを指しているのか。
謎をほいほい増やしますね。
ちゃんと最終話までに謎が明かされるのかどうか心配になってきた、謎ほいほい。

 

改めて、EDのキャラ達の表情が、それぞれ味があっていいと思いました。
普段見せない真実の顔というのは、うまく考えられているなぁと。
本編とのギャップがあるキャラほど、特に。

 

第九話で気になったこと
・ナナキ
・ナンコが言った心の傷に関する推測
・EDのぴーたんとまんべ

第十話のあらすじとネタバレ感想はこちら。
迷家-マヨイガ-第十話のあらすじと感想【ボスの表情はとても冷ややか】

 

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あの漫画のここが気になる!!!
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