迷家-マヨイガ-第十二話のあらすじと感想【帰りも歌おう】

迷家-マヨイガ-

©diomedea・Ponycanyon/project迷家

 

やっぱり最後もツッコミどころ満載だった。
一気に謎を明かして詰め込むと、こうなる!!
そして、オチはそれかい。

 

くろやんです。
『迷家-マヨイガ-』第十二話のあらすじと感想を紹介します。

 

以下、第十二話のあらすじと感想です。

ネタバレがあるので注意してください。

 

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展開がとても激しい

前回の続き。
四人の前に現れた巨大なナナキ。

 

「何だ、このばあさん!?俺のナナキはこんな姿じゃない」と言う美影に、「美影さんにも、お婆さんに見えるんですか!?」と、らぶぽん。

これ…ばあさんに見えるのか…?
とてもそうには見えな…い…

 

ナナキの足元から颯人が姿を現す。
「やっぱり…真咲と一緒にいたんだな、光宗」と、怒りを込めて言う颯人。
颯人が合図を送ると、ナナキが身体を屈めて自分の頭に颯人を乗せようとする。
ナナキも言うことを聞くらしい。

 

ナナキの頭に乗った颯人、光宗達を殺すよう命令する。
逃げる四人。
光宗が真咲の手を引いて走っていると、「こんな時も真咲真咲真咲…お前は真咲の下僕か!」と、怒鳴る颯人。
(げ、下僕w)
真咲を非難する颯人と、真咲を庇う光宗。

 

光宗と真咲はナナキに捕まえられてしまう。
ナナキの頭にある鳥かごには、光宗のナナキ(小さくなったペンギン)がいた。
鳥かごから逃げられないようにして、光宗を自分のものにしておきたいからじゃないか…と、真咲が指摘する。

 

そして、これまで颯人に守られてきたことを思い出す光宗。
「俺が守ってやるって言ってるのに、どうしてお前は俺の言うことを聞かないで…」と言う颯人に、「それじゃダメなんだ!」と光宗。

自分を変えたくて納鳴村に来た。
変わって、颯人に助けられてばかりじゃなくて、颯人を助けられる自分になりたい。
光宗がそう言うと颯人の表情が変わり、ナナキの動きも止まる。

「友達として、颯人が悩んでいる時は話を聞いてあげられて、助けてあげられて…なりたいんだ、そんな友達に!」

 

光宗の言葉に颯人の心が揺れ、ナナキは二人を離して倒れ込む。
そこに現れたボス。
「颯人君!耳を貸しちゃダメ!」
光宗は真咲を助けたいから、そんなことを言っているだけ。
そう吹き込むこはるんに、「違うよ、颯人!」と呼びかける光宗。
両者の声に颯人は混乱する。

 

叫び声を発したナナキ、その頭から颯人は落下してしまう。
そして、暴走したナナキは攻撃を開始。
光宗は颯人を助けて真咲、美影、らぶぽん達と追ってくるナナキから逃げる。

 

 

残ったこはるん。
近くにトランシーバーが落ちていた。
そこから神山の声が聞こえてくる。
「どうして…」と驚くこはるんに、「その声、こはるなの?」と神山。

二人は親子だった
納鳴村に向けてバスが出発したあの夜、こはるんは神山の飲み物に薬を入れて眠らせていたらしい。

 

神山(父親)がどんどん年をとっていき、このままでは死んでしまう。
そう思ったこはるんは、神山のトラウマを探すために納鳴村にやって来た。
しかし、神山のナナキは見つからない。
「それで、君は実験しようとしたのか?」と、いきなりレイジが現れて、こはるんに問い掛ける。

 

消えてしまいそうなトラウマを、ナナキを刺激することで無理やり増幅させる。
そうすれば、ナナキは消えないで済むかもしれない…と。
「ナナキと自分は別物じゃない。本来は切っても切り離せないもの」と言うレイジ。
レイジの声を聞いて、のんきに「どーも、はじめまして」と挨拶を始める神山。

 

そんな父親に、こはるんは怒りながら涙を流す。
「僕はこれでいいの」と言う神山。
自分自身を使って研究ができ、本質を見ることができる。
それが神山には楽しいらしい。

 

ナナキも気持ちも、人それぞれ違う。
「だから、自由にさせてほしいな」
そう話す父親に「父さんの…父さんの…すっとこどっこいー!」と、こはるんは叫び、トランシーバーをぶん投げる。

( ゚Д゚)!
す、すっとこどっこい!?
なかなか聞かない言葉!

 

 

ナナキから逃げる光宗達。
目の前にトンネルがあり、それを抜けて納鳴村に戻れば追って来ないだろう…と考える美影。
トンネル内を走っていると、颯人をおぶっていた光宗がこけて、二人は倒れてしまう。

 

ナナキの前に立つ颯人。
「お前を助けている気になることで、自分に自信が持てた。お前に助けられていたのは、いつも俺の方なんだ」と、これまでの気持ちを明かす。
颯人がナナキに喰われた次の瞬間、颯人もナナキも姿を消していた。

 

「ナナキとひとつになったんだ」
声が聞こえ、トンネル出口にレイジが現れる。
颯人はナナキを受け入れて、現実に戻っているはず。

レイジの姿を見て、真咲は泣きながら抱きつく。
会いたかった。ずっと捜していた…と喜ぶ真咲だが…。

「僕は、お前のナナキ」と告げるレイジに、「何…言ってるの?」と戸惑う真咲。

 

人それぞれ違う終わり

幼い頃の真咲は友達を欲しがっていた。
レイジは、そんな真咲が想像して生んだ存在だった。
いつもどんな時も真咲と共にいた。
レイジは真咲の孤独を癒し、真咲がその時に一番求める言葉を言っていた。

 

光宗達にそう語るレイジに、「やめて!」と声を上げる真咲。
私の想像のはずない…こうして触れる。
真咲がレイジの顔に触れるが、レイジはその手を掴み離してしまう。
「自分でもちゃんと分かっているはずだ」
レイジの言葉を受け入れられない真咲は、泣きながら走り去っていく。

 

真咲は子どもの頃から辛くなると、いつもレイジの名前を呼んでいた。
それが初めて、レイジ以外の名前を呼んだ。
「真咲のことを…頼む」
光宗に、真咲を追いかけてやってくれとレイジは頭を下げる。
その言葉を受けた光宗は真咲を追いかける。

 

トンネルを出て、真咲を追う光宗。

光宗のナナキは、時宗との思い出のペンギンだった。
それを受け入れた光宗の今のナナキは、違う姿になっていた。

 

真咲が何かを見つける。
光宗の新しいナナキだった。
(小さくて茶色い、背中に真咲のリボンが付いている)
光宗達の姿を見て、ナナキは石に隠れてしまう。

 

 

村のメンバー達。
レイジが事情を話すが、みんな相変わらず横になってダルそう。
そこに、ヴァルカナ・ナンコ達がやって来る。
荷車には捕まったジャックと氷結のジャッジネスがいた。
どうやら、ヴァルカナとナンコが活躍して二人を捕まえたらしい。

 

レイジはメンバーを村から脱出させようとするが、「どうだっていい」と言う数名。
その時、獣の咆哮(ナナキの声)が響き渡る。

 

レイジは説明する、自分自身に置いて行かれるのが恐いから鳴くんだ。
人生をやり直そうとするのは、これまでの自分を否定すること。
自分に捨てられる、それが一番恐いんだ。
レイジの説明を聞いて、ナナキの声が先程と違うものになる。

 

 

光宗と真咲。
「わかってたの」と、言う真咲。
レイジは皆に見えないため、人前でも見えていない振りをしていた。
それが、どんどん辛くなってきて…
納鳴村のことを知った真咲は、そこでならレイジと会える、レイジと一緒にいられると思い、やって来たと言う。

 

レイジは、真咲にここから出てほしいと願っていた。
本当は真咲自身、変わりたいと思っているんじゃないか?
そう思った光宗は「よかったら、僕に話してほしい」と言う。

精一杯想いを伝えようとする光宗の言葉に、真咲の気持ちが変わっていく。
真咲は光宗の新しいナナキに「おいで」と呼びかけ、頭を撫でてやる。

 

納鳴村では、先程までいたレイジの姿が消えていた。
そして、自分自身にレイジが帰ってきたと言う真咲。

空が明るくなってきている。
「光宗君、先に行ってるね」と真咲の言葉に、「僕も…きっと追いつく」と答える光宗。
光宗の前から真咲の姿が消えた。

 

 

村のメンバー達。
それぞれが抱えていた想いを打ち明ける。
自分だけが苦しいと思っていた。
でもここに来て、皆同じだということに気付いた。
レイジが消えたということは、真咲はきっと帰ったんだろう。

 

帰りたくなってきたという声もあれば、戻りたくないという声もある。
「この場に残ろうなんて逃げだ」と美影が言うと、「逃げて何が悪いの!?」と言うリオン。
リオンはここに残ると主張する。

 

そこに、こはるんがやって来て「私はこの場所に残って、納鳴村について研究を続ける」と言う。
罪滅ぼしを含めて、自我を失わずに生活できる方法を探してみせる。
ジャックと氷結のジャッジネスは、こはるんが村に残ると知り喜ぶ。

 

村に残るメンバー、帰ろうとするメンバー。
村に残ろうとするソイラテに、「ソイラテさんが残るなら、自分も」と山内。
ここにきて最終話で、まさかのフラグを立てるピンクゴッデスさんw

 

ヴァルカナも村に残ると言う。
「チラッとでも良い奴だと思っちまった奴が、ほんとに良い奴かどうか、この目で見届けてから帰る」と、こはるんを見て言うヴァルカナ。

 

それぞれが自分の想いで決断する。
村に残るのは、こはるん、ヴァルカナ、ジャック、氷結のジャッジネス、リオン、ソイラテ、山内、鳥安、熱帯夜。

残りのメンバーは納鳴村を出て、元の場所へ帰ることにする。

 

 

バスの中。
光宗の前の座席には颯人、隣の座席には真咲が座っていた。
他のメンバー達も座席に座っている。
ダーハラの司会で運転手がバスを発進させると、再びあの歌が聞こえてくる。

運の悪~い、ヒポポタマス~
ほんと~に、ついていないヒポポタマス~

 

 

まとめ

終わりましたね。
謎や疑問も色々残っていましたが、「細けぇことはいいんだよ!」という謎の疾走感で突っ走りましたね。
アニメ中、何度か出てきた暴走バス並に疾走して終わった。

 

結局、ホラーかサスペンスかギャグか??
ジャンルが謎のアニメでしたが、毎週追っていって面白かったです。
いくつか疑問や謎はありますが…終わり良ければ全て良し!
うん、もういっか。
そういうことにしておこう。

 

そして、ラストを締めくくるのは「運の悪いヒポポタマス」
一話目から意味ありげなヒポポタマスのうたでした。
ラストで再び聴けるとは。
人生そんなものだよというメッセージが込められているのか?

 

恐らく期間は一週間の摩訶不思議な人生やり直しツアー。
村に残るも良し、元の場所に帰るも良し、あなた次第ですよ。
こんな感じですかね。

 

最終話で何が何でもナナキ(自分)と向き合え!とならずに、「逃げてもいい」という選択もあったのが予想外でよかった。
全員帰らずに、何名かは村に残るという結果になったのも、それぞれの意志に委ねているので押しつけがましくない。

立ち向かえ、受け入れろ、逃げてもいい。
どれを選んでもいいでしょう。
誰かからの強制ではなく、自分の意志で選択した結果なら…。

 

残るメンバーで意外だった、ソイラテと山内。
この二人はナナキや過去についてなど、詳しく明かされていないですね。
豹変したり暴走したりするメンバーの中、唯一の常識人二人でした。
EDの表情や村に残ることを希望した辺り、複雑な想いを抱えていそうなんだが…。
ツアーに参加した本当の気持ちが知りたかったです。

 

村に残ることを決めたメンバー達は、自我を失わずに生活していけるのか。
そして現実に戻った光宗は、時宗じゃなく光宗として生活できるのか。
など、色々と気になる終わりでした。
視聴者にこうだろうか、ああだろうかと想像させる余韻を残して終わりました。

 

謎や疑問もいくつかあるが、細かいことはいいんだよ…グリーンだよ。
何だ、この感想。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

第十二話で思ったこと
・光宗の新しいナナキがキウイのように見えた
・乙女ゲームのキャラのようなレイジの存在
・細かい謎や疑問は気にしない、これ大事

 

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あの漫画のここが気になる!!!
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