亜人7巻のネタバレ感想【フォージ安全ビルでの要撃開始!】

亜人

亜人テロリスト・佐藤らは要人11名の殺害を次々と決行。
その被害は厚労相の側近にまで及んだ。
戦慄を覚えた内閣は対亜人テロ体制の抜本的路線変更を模索し始める。

(桜井画門『亜人』7巻より)

 

どうも、くろやんです。

 

亜人7巻のあらすじネタバレの紹介をしたいと思います。

前半は謎に包まれていた佐藤の過去について、後半はフォージ安全ビルでの要撃開始になります。

 

とうとう佐藤達との戦いが始まるのかと思うと、テンション上がって緊張しますね。

まあ実際はなかなか現れなくて、すぐに佐藤との戦いにはならないですけどね。

 

 

以下、7巻のネタバレを含みます。

 

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ゲームを降りるはずがない

河原で秘密裏に顔を合わせる戸崎と曽我部。
戸崎は曽我部にある二人の身辺調査を依頼していた。

 

一人は、亜人集会で佐藤の考えに反対し、以降行方不明になった消防士の男について。
もう一人は、これから戦う最大の敵について。

 

 

戸崎と圭はこの戦いが終わった後の、お互いギブアンドテイクの契約を交わしていた。

圭は新しい経歴を用意して、以後自分を捜索しないことを戸崎に要求。
しかも圭は嘘をでっちあげて、もし裏切れば仲間の消防士が戸崎の恋人を殺すと警告する。

それを確認するため、戸崎は消防士の男の身辺調査をさせたよう。

 

そして、この戦いが終われば大臣に消されることを予測していた戸崎は、圭に大臣を暗殺するよう要求。

お互いにメリットを考えて動いて、なかなかドライな関係ですね。
どちらかが裏切ったら破綻するぞー。

でも、7巻での二人のやり取りを見ていると、それなりに信頼関係が出来つつあるようにも見える。

 

 

戸崎らが佐藤との戦いに向けて準備をしていた頃。

料亭で大臣と亜人管理委員会らの極秘の会合が開かれていた。
そこに突然、黒い幽霊(IBM)二体が襲撃に現れる。

 

戸崎の暗殺が目的だったが、この会合に戸崎は出席していなかった。
首のないIBMは、代わりに研究員の男を一人殺害する。

このIBMは高橋のものらしく、暗殺でペアを組んだ田中に勝手なことをするなと怒られる。

 

亜人も個人個人で考えや性格が違うため、田中は自由過ぎる高橋に対してイライラ。
田中、自由な佐藤チームで唯一の真面目な性格だから、苦労人のようなポジションになりつつある…( ;∀;)不憫だ…。

 

料亭でIBMの恐ろしさを目の当たりにした大臣が、この後どうしたかと言うと…。

すっかり怖気づいて、戸崎に『佐藤と和解する方向でいく』と連絡。
ちょ、大臣ヘタレすぎる!!( ゚Д゚)

 

 

大臣が折れたことを戸崎は圭に話す。
それに対し、和解なんかで佐藤は止まらないと圭は断言する。

以前、研究所の屋上でIBM同士が衝突した時、佐藤の記憶が流れ込んできて、どんな人物か解ったという圭。
佐藤は革命家でも策士でもなく、『遊び人』だと圭は表現する。

 

この後、佐藤の経歴や過去が明かされます。
亜人佐藤の過去【戦闘が妙にかっこいい佐藤さんの強さの秘密】

 

佐藤さんはノコノコを踏み潰すのが好き

戸崎は他のメンバーにも事情を説明する。
大臣ら政府の後ろ盾は無くなったが、下りる気は無いという戸崎。

今佐藤を止めないといけない、これはもう一人の問題ではないと戸崎は想いを告げる。
他のメンバーも戸崎の意見に賛同。

いよいよ戦いの舞台、フォージ安全ビルへ向けて出発する。

 

戸崎チームどうにか連帯感が出来たよう。
最初は敵対関係だった亜人の圭らと、政府の戸崎らだったけど、今は協力関係の仲間になっているから不思議だ。
こういう敵同士だったのに、今は仲間の関係っていうのはベタだけど熱い!

 

 

一方の佐藤チームの内部は、何やら怪しい雲行きに。

暗殺の報告に来た田中に、暗殺11人は多すぎで「飽きちゃった」と話す佐藤。

さ、佐藤さん…ほんと遊び人だ…!
しかも、「田中君でやっといてよ」と暗殺を丸投げ、自由すぎる!

 

奥山に佐藤が何を考えているのかわからないと、不安をもらす田中。
田中…何だか同情してしまう。
そんな田中に奥山はマリオの話をする。

 

佐藤はノコノコを踏み潰すのが楽しいからやるタイプという奥山。

な、なるほど?佐藤は、ストーリーを重視しないで、敵を倒すのが楽しいからやるタイプらしい。
亜人ではよく映画だったりゲームだったり、回りくどい表現が出てきて面白い。

 

 

フォージ安全ビルに到着した戸崎ら。
そこで社長の甲斐と顔を合わす。

この甲斐と戸崎、大学の同期だったらしい。
しかも戸崎の婚約者(愛)のことも、甲斐は知っている。

 

この社長、エリートっぽいけど何だか胡散くさい感じがプンプンする。
甲斐のことを信用できないという戸崎。
何か裏がありそうな社長…。

 

それから秘書の李に、ビル内部の説明を受ける戸崎と泉。

最後に戸崎は、李に『なぜ暗殺リストにただの秘書である李の名前があるのか?』と尋ねる。
そこで李は「私は狙われて当然……」と言葉を濁す。
この秘書の李も、亜人と関わる何かがあったよう。

 

今止めなきゃダメなんだ

ビルの一室で待機する戸崎チーム面々。
気合いがあって張り切る攻と、反対に張り切らずソファーで寝っ転がる圭。
主人公と思えないこのやる気のなさ!

 

そのままダラダラしていた圭に「ビビッてんのか?」と訊く攻。
攻は負けても次頑張れば…と言うが、圭は「次なんかない」「これが失敗したら確実に終わりなんだよ」と言う。

佐藤の強さ、恐さを身をもって体験した圭は、自分はビビッていると認める。

 

 

そんな二人の前に突然、佐藤が「やあ」と現れる。
戦闘ヘリ(オスプレイ)に乗って。

いやいやいや…何でいきなり来た(;´∀`)
そのままビルのガラスを撃ち、攻撃を仕掛ける佐藤。

 

攻は撃たれ、平沢や戸崎も撃たれてしまう。
圭は泉に銃を渡してもらい、どうやって反撃するか考える。

何だこの怒涛の展開は。

泉に佐藤を引きつけてほしいと言った矢先、いつの間にか佐藤のIBMが現れ、泉の肩に噛みついてビル外へと落下。

 

一人残った圭は、次はどうするか考えろと自分に言い聞かせる。
そこで圭のスマホが突然鳴り、謎の人物が「屋上に出ろ!」と言う。
それに従い、圭が屋上に行くと…。

 

隣のビル屋上にカイの姿があった。

うわああ!カ、カイ!何て熱い展開!
今度こそ九州まで行こうと言うカイに、「ありがとう」と礼を言う圭。

圭はそのまま飛び降りて逃げようとしたが…。

 

 

飛び降りる寸前、圭の足が止まる。
「ダメなんだ、今止めなきゃ」と、思い直す。
砲弾を防ぐ窓を簡単に撃ち破り、こんなにあっさり負けることは絶対にないと言う圭。

「これは夢だ」

え、夢オチ???

 

やたら盛り上がって、圭が主人公らしく熱くなったと思ったら、壮大な夢オチでした!!
ぬか喜びしちゃったよ。
目を覚ました圭、まだ佐藤らは襲撃に来ていない。

 

要撃開始

戸崎らがフォージ安全ビルに潜入して何日か経った頃。

奥山はフォージ安全ビルの検問ゲートの前にいた。
難なく通過する奥山、実際にフォージ安全に中途入社したらしい。
社員証、『奥山真澄』って本名なのか。

 

車に武器を積み込み、アジトを出発する田中、高橋、ゲンの三人。
アジトに残り、今回の暗殺に参加しない佐藤の姿を見る田中。
佐藤のやり方に不信感をもちつつある田中、この先どうなるんだろう…。

 

 

セキュリティ・サーバー室で、配線の不具合をチェックしていた奥山。
普通に仕事しているかと思ったら、予定の時間になると奥山は行動を開始。
いきなりシュレッダーのゴミに火をつける。

 

スプリンクラーのないセキュリティ・サーバー室はCO2を出して鎮火しようとするが…。
逃げる社員らの出入り口を奥山のIBMが防ぐ。

閉じ込められた社員は、CO2で満たされた部屋で全員死ぬことに。
生き返った奥山は、簡単にセキュリティ・サーバー室を乗っ取ることに成功する。

 

 

ビルの外で合図を待っていた田中達。

奥山の合図でフォージ安全へ攻撃を開始する。

あっという間にロビーを通過して、ビル内部を進んでいく。
ビル全体の情報・防犯を管理する奥山と、ライフルやIBMを使った田中ら武装組との連携プレーだった。

 

回数制限があるにもかかわらず、後先考えずに幽霊を使う高橋を田中が注意する。
高橋のIBMは拳がデカくて、相手を殴り倒すタイプらしい。

それにしても、佐藤さん含めてチーム佐藤は自由な奴ら多いね!
一層、田中の真面目さに泣けてくるよ…。

 

 

その頃、フォージ安全社長の甲斐は警備の主任に「麻酔銃を使え」と命令。
本当は違法なのにやれと命令する社長のブラックさ!

この会社、真っ黒くろブラックだ…。

 

待ち構えている警備一団と、戦いを繰り広げる田中達。
麻酔銃で誰かが撃たれた場合、別の誰かがフォローしリセットさせるという。
まさに不死身を活かした亜人らしい作戦。
麻酔銃を撃ってもすぐ生き返るから、ほんときりがない!

 

警備一団を壊滅させた三人。
田中に「俺ら今、無敵だぜ」と、言う高橋。

奥へ侵入する田中達を、倒れたまま確認する警備員が一人…。

 

 

警備員に変装した圭だった。
階段で攻と合流した圭は、佐藤がこの暗殺に参加していないことを指摘する。

同じく警備員に変装した攻と、ある部屋へと向かう。
ビル内部を移動する際、セキュリティ・サーバー室の奥山にバレないよう、二人は変装する必要があった。

 

要撃はとっくに始まっている。

作戦をちゃんと把握できていない攻に圭は呆れるが、「これが佐藤を倒すベストなんだろ?お前が言うんだから」と言う攻。

そして、機械室に着き「ここから先は、仕事柄お前の方が詳しい。頼んだぞ」と言う圭。

 

お互いに相手の長所を把握し、信頼している様子がわかる台詞。
この前まで性格正反対で衝突していた亜人コンビが…変わったなぁ。

 

 

圭は戸崎に、佐藤が来ていないことを報告。
このまま田中達を捕獲し、佐藤を引きずり出すと何か作戦を提案する圭。

攻が巨大な排気ファンを操作して回し始め、その前で圭は椅子に座る。

 

「結局UWFは使わないのか」と尋ねる攻に、「IBMだろ」とツッコむ圭。
UWFってプロレス団体!どんな間違いだこれ!

 

結局、攻はIBM出せるようにならなかった&圭も操れないままらしい。
あれ?あのイイ感じの死に方で、何十回か死んでもダメだったってこと…?

「まぁ少しは使うけどね」と、話す圭。
この排気ファンを使って、どんな作戦が始まるのか。

 

7巻の続き、good!アフタヌーン本誌ネタバレはこちらです。
亜人34話のネタバレ感想【面と向かって殴り合わない漫画、それが亜人】

 

まとめ

7巻の見どころは、ついに明かされた佐藤さんの過去でしょうか。
やっぱりあの強さからして、只者じゃなかったですね。
佐藤さんについては過去も含め、詳しくまとめたいです。

 

 

あと圭の夢オチ、声出して「夢かい!」ってツッコみたくなった。
あれだけド派手に攻めてきて、カイまで出てきて最終回的な勢いだったのに、夢オチとかガッカリやら笑えてくるやら予想外でした。

もう色々ぶっ飛んだ展開が起きるからね、この漫画。

 

それにしても、この戦いで佐藤を拘束するって方向でいくと、あと3巻ぐらいで終わりそう。
物語が最終回に向けて加速しているような気がして、10巻辺りで終わるんじゃないかなぁとか考えてしまう。

 

ダラダラと続くよりは、あっさりとした短さで終わる方が個人的に好きです。
このまま『亜人』はスピーディーに走り抜けてほしい。

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あの漫画のここが気になる!!!
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