(good!アフタヌーン 2016年6号)
亜人のTVアニメ第2クールが、今年の10月より放送されるようです。
よ…よかった!
TVアニメの続きやるみたいですよ。
あの中途半端なところで終わって、「続きは劇場版第2部、第3部を観てね!」というオチかと思ってました。
いやぁ、よかった。
10月のいつから放送かは、まだわからないようです。
その前に劇場版『第3部-衝戟-』が9月23日に公開されます。
TVの第2クールが始まる前に、劇場版の方で一度完結するということですね。
前回38話はこちらです。
亜人38話のネタバレあらすじ感想【ふたつの戦い】
FILE:39 バトルフィールド ハードライン②
以下、9巻のネタバレを含みます。
頼んだぞ
13階南階段。
警官に銃を向けられ、投降する圭。
警官らをIBMで殺すか…?と圭は考えるが、「いや、中野がうるさそうだしな」と思い直す。
警官は4人、相手は耳栓もしている。
「投降してますが?」と問う警官に、「眠らせた方がいい。亜人は凶暴性が高いらしいからな」と、麻酔銃を構える別の警官が答える。
階段上から一人のフォージ安全社員の男が下りてくる。
警官一名が来ないでと、彼を制止するが…。
その隙に圭は「撃つなッ!!」と、大声を出す。
耳栓をしていなかった社員の男は、金縛りにあったように動けなくなり、警官の方へ倒れ込む。
他の警官らの意識がそちらに向いている間に、圭は攻を人質に取る振りをし、銃を突きつける。
状況が飲み込めず、「はぁ!?」と驚く攻。
圭と違い、攻は警察にマークされていない。
「これから起こることはこうだ…」
警官らに聞こえないよう、圭が小声で何かを攻に伝える。
攻に銃を突きつけたまま、道をあけるよう警官に要求する圭。
そして、本気だという証明に、圭はいきなり銃で攻の膝裏を撃ち抜く。
ほ、ほんとに撃った( ゚Д゚)!
攻が痛みに顔を歪ませ、倒れ込む。
がら空きとなった圭を狙い、警官が麻酔銃を撃ち込む。
圭の左腕に麻酔銃が命中。
身体が後ろへと傾いていく中、攻に目配せする圭。
「頼んだぞ。中…」という言葉の途中で、圭は倒れ眠りに落ちる。
15階。
佐藤が隠れた部屋に向かう平沢ら。
佐藤の装備は、警官から奪ったであろうリボルバーが5~6丁。
麻酔銃も見えたと言う平沢。
真鍋が「行くぞ」と、ドアを開ける構えをし、黒服の年配の男と平沢が突入する構えを見せる。
部屋の中で柱に隠れ、平沢らを待ち構える佐藤。
互いの記憶
14階北階段。
麻酔銃で眠る田中と、階段を下りる泉。
田中の近くにいるフォージ安全社員らに退くよう言う。
田中に銃を構える泉、田中は眠ったまま。
「田中を無力…」と、泉が報告しようとしたところで、田中のIBMが背後から泉に襲いかかる。
壁に身体を押さえつけられた泉。
警官の制服を着ていた田中は、防弾ベストによって厚みがあったため、麻酔銃が肉体まで届いていなかった。
目を覚ました田中。
田中が麻酔銃を装填する間、泉のIBMが田中のIBMへと攻撃を仕掛ける。
攻撃をかわした田中のIBM。
後ろへ仰け反り、IBM同士の頭が衝突する。
6巻。病院で戸崎から母親の死の真相を聞かされ「おそ…いよ」と、涙を流す泉の記憶。
3巻。自分が亜人だったと両親に告げた後で「なんだよ。すげーじゃねーか」と父親が言ってくれた、田中の記憶。
田中には泉の記憶、そして泉には田中の記憶が。それぞれ互いの記憶が交差する。
ニ体のIBMが倒れ、泉も倒れる。
銃へ手を伸ばす泉。
田中は彼女を撃つことを、一瞬躊躇うような表情を見せるが…。
結局、泉の首元へと麻酔銃を撃つ。
田中は倒れた泉に手錠をかけ、階段の手すり下に繋ぐ。
そのまま泉を置いて、階段を上がっていく田中。
一部始終を見ていたフォージ安全社員らは、泉の身体が再生される様子を見て「なんだ!?」「ウソだろ!?」と驚き、スマホで動画を撮る。
復活した泉にもう一度、田中は麻酔銃を撃つ。
「お巡りさん。放置でいいのか!?」と尋ねる社員らに、「後で担当の人が来るから…アンタらは早く避難しろ」と告げる田中。
下から警備員がやって来る。
社員らは「この女亜人ですよ!」と警備員に伝え、「動画も撮ったんで見てください。グロかったすよ?」と言う。
階段を上がっていく田中の耳に、社員と警備員のやり取りが聞こえる。
渋い表情の田中。
「クソがッ」と、吐き捨てるように呟く。
田中の足は引き返し、階段を下りようとしていた。
言葉は無くとも
13階南階段。
麻酔銃によって眠った圭。
警官らが倒れた圭に銃を構え、救急隊員が攻に「大丈夫ですか!?」と問う。
警官と救急隊員が話をしている隙に、腰にあったウェストバッグから麻酔銃の弾(注射器)を取り出す攻。
それを近くにいた警官2名の足に突き刺す。
驚く別の警官に向かって、攻が発砲。
その弾は、倒れていた圭の頭部に命中する。
応戦してきた警官に攻は撃たれるが、その警官の首に麻酔銃が撃ち込まれる。
復活した圭が撃ったものだった。
階段上にいる最後の警官が、麻酔銃を握っていた圭の右手を撃つ。
そこへ、今度は攻が撃った麻酔銃が警官の腕に命中。
警官らは4人とも倒れた。
互いに視線を合わせる圭と攻。
リセットさせるため、圭は銃口を攻へと向ける。
「先を急ぐぞ。中野」と圭。
「とっととやれよ」と攻。
銃声が2発する。
まとめ
37話で田中のIBMから攻を助けた圭。
そして今回、(人質を取る振りとはいえ)躊躇いなく攻の足を撃つ圭。
切り替え早っ!
しかも冒頭で、圭は警官らを「IBMで殺すか…?」と一度は考えている。
ドライ・イズ・ベスト!
改めてドライな永井圭らしさが出てました。
その後の圭の考えた作戦は攻を信頼してのもの。
割りと攻が作戦を圭にまかせ暴走しがちだったけど、何だかんだ言いつつ圭も攻を頼りにしているという。
いいコンビだと思う。
コンビ?バディって言うのか?
お互いの性質が真逆な分、衝突しつつも補えあえるということでしょうか。
そして、前回の泉VS田中の続き。
まさかの田中は狸寝入りだったという。
IBM同士の頭がぶつかり、互いの記憶が流れ込みます。
この記憶の交差で、研究所での圭と佐藤の時みたいに、相手がどんな人物か何となく解ったんでしょう。
どちらも両親が絡んだ記憶ですね。
何だろう…この二人、根は似ている部分が多い気がする。
よく話してみれば、実は気が合いそう。
田中が階段を引き返そうとした無音のコマに、色々考えさせられます。
次回、田中がどんな行動を起こすのか。
互いの記憶が交差した後、泉と田中の視線が合うところ。
亜人らしさを生かした作戦で警官を片付けた後、圭と攻が視線を合わせるところ。
どちらも台詞がない。
思えば、亜人はこういった場面が多いですね。
言葉ではなく、視線や表情、空気で表現するというか。
私はこの空気が好きです。
ところで、話が飛びますが。
このネタバレ感想を書きながら、私は鼻水と戦っていました。
季節の変わり目で風邪をひいて微熱の中、鼻が垂れそうになりながら書いていました。
私の鼻水事情は激しくどうでもいいと思いますが、季節の変わり目ですので、体調には気を付けてください。
亜人の感想を書いていて、どうして鼻水のことを書いているのか謎。
たぶん熱のせい。
続きはこちら。
亜人40話のネタバレ感想【プレイボール】