亜人40話のネタバレ感想【プレイボール】

亜人

(good!アフタヌーン 2016年7号)

 

どうも、くろやんです。

 

前回39話はこちらです。
亜人39話のネタバレ感想【交差する記憶、確かにある信頼】

 

今回は丸々15階の戦いの様子です。
ボリュームもあって見応えある展開です。
まさに死闘。

 

FILE:40 バトルフィールド ハードライン③

以下、9巻のネタバレを含みます。

 

スポンサーリンク

バレちゃった?

15階。
佐藤が隠れた部屋のドアを真鍋が勢いよく開ける。
中で待ち構えていた佐藤が発砲し、黒服の年配の男が応戦する。

 

その隙に平沢と真鍋が中へと突入。
真鍋の手には消火器がある。
佐藤と同じように、二人は別の柱へと身を隠す。

 

この部屋にはプールが設置されている。
(誰が使うんだろう、あの社長だろうか)

 

入り口の年配の男へ撃ち返す佐藤。
その間、がら空きとなった佐藤へ、真鍋が麻酔銃を構える。
真鍋が麻酔銃を撃つが、それをかわすことなく、佐藤は腕で防ぐ。

佐藤は銃口を自身の頭に構え、リセットしようとするが…弾切れ。
「あ」と一言発した後、佐藤は倒れた。

 

「麻酔ダートが腕に命中…目標を眠らせた」
真鍋が告げ、15階を目指していた圭にもその状況が知らされる。
あえて、佐藤が腕で防いだことを不審に思う圭。

 

圭は平沢に「喉を見てください」と言う。
睡眠時、唾液の分泌量は著しく低下する。
本当に眠っているなら、そう簡単に唾は飲み込まないはず。

 

平沢が佐藤の喉元を注意深く見る。
すると、喉が動いた。
狸寝入りしていた佐藤さんw

平沢が佐藤へ攻撃するが、すかさず佐藤も撃ち返す。
「バレちゃった?」と、茶目っ気を見せる佐藤。

 

麻酔薬が身体全体に回らないよう、麻酔銃を受けた方の上腕部を紐で縛っていたらしい。
ナイフで紐を切り、自身のこめかみへと銃口を当て、佐藤は一度リセットする。

 

こういうところがね。
佐藤さん、どんな時も遊び心を忘れない。
余裕の表れでしょうか。
というか、ほんと楽しんでるよね。
楽しそうで何より。

 

 

安心するのはまだ早い

佐藤がリセットした隙に、入り口にいた年配の男も中へと突入。
佐藤のすぐ間際まで接近し、銃を構える。

 

しかし、再生した佐藤がすぐに攻撃を開始し、年配の男は胸部を撃たれてしまう。
倒れる前に年配の男は、佐藤の右手を撃つ。
佐藤の手から銃が離れる。

 

そして、佐藤の背後からは、別の柱に隠れている平沢と真鍋が発砲。
平沢達へ反撃するため、佐藤は左手で銃を構えようとするが。
先ほど撃たれたはずの年配の男が、今度は佐藤の左手を撃つ。

 

佐藤の意識が年配の男に向けられた。
その一瞬の隙に、背後から佐藤の首へと麻酔銃が撃ち込まれる。
すぐ背後に接近した平沢が撃ったものだった。

 

リセットするにも、佐藤の両手は指が欠けて銃が握れる状態ではない。
とうとうIBMを出現させ、「使っちゃったよ」と言う佐藤。
IBMを使い、自身をリセットさせようとするが。

 

ここで電力が復旧し、スプリンクラーが作動。
室内も明るくなる。
IBMの動きは止まり、沈黙したまま。
そして、佐藤は倒れる。

 

「麻酔ダートは首に命中。リセットもされていない」
佐藤は確実に寝ている、と判断する平沢。

 

その報告は圭と攻にも届く。
「やった!」と喜ぶ攻と、まだすぐには安心できない圭。
「…考えろ。まだ何かあるんじゃ…」と、圭は可能性を考える。

田中が何かをするのか。
しかし、田中ひとりでどうにかできる状況ではない。
他に何かあるか。

 

 

圭が考えを巡らせている間。
平沢と真鍋は佐藤を出血で死なせないため、止血の処置を始める。
年配の男は防弾ベストを着ていたため、肋骨が折れただけで済んだよう。

 

「田中を警戒しろ」と平沢が言い、「了解」と年配の男。
平沢らがそれぞれの動きをしていたところで…。

突然、佐藤のIBMが「プレイ…ボール」と、言葉を発する。
すぐ近くにいた年配の男の背中を貫き、そして男の身体を柱へと打ちつけた。
沈黙していた佐藤のIBMが自走。

 

こ、これはマズい。
エグい展開!
自我を育み放任した結果がこれ。
佐藤のIBM無双が始まるぞ…( ゚Д゚)

 

 

死闘

佐藤のIBMが自走したことを知った圭。
セキュリティ・サーバー室にいる戸崎へ、ビルを完全封鎖するよう言う。
さらに、「封鎖が完了したら誰にも解除されないように、システムを破壊してください!」と付け加える。

 

戸崎は言われた通り封鎖を実行し、一階出入り口はロックされる。
巨大な檻となったフォージ安全ビル。

 

15階。
自走を始めた佐藤のIBM。
年配の男の身体を貫いたまま、佐藤と同じ笑い方をする。
柱に打ちつけられた状態で「真鍋!消火器で煙幕を張れ!」と、叫ぶ年配の男。

 

IBMは年配の男の身体を床へと叩きつけ、拳を振り上げた。
血だらけの顔で「来いよ」と、不敵に笑う年配の男。
振り下ろされたIBMの拳が、男の頭部を打つ。
動かなくなった黒服の年配の男。

 

 

そして、消火器を取りに走った真鍋。
消火器を手にしたところで、IBMが素早い動きで真鍋の目の前に現れる。
勢いよく真鍋の頭部に喰らいつくと、共にプールへと落下した。

 

プールの底へ沈んでいく真鍋と佐藤のIBM。
真鍋は銃を発砲するが、IBMは頭部に喰いついたまま離れない。
やがて、発砲する音が止まり、真鍋の手から銃が離れる。

 

黒服二人がIBMに襲われる間も、平沢は淡々と佐藤の止血を続けていた。
プールに目をやると、動かなくなった真鍋の身体が浮かんでいる。
代わりにIBMがプールから上がってきて、平沢の前に姿を現す。
消火器を手にする平沢。

 

圧倒的な強さ

平沢と佐藤のIBM。
戦闘が始まるかと思いきや、IBMは倒れた佐藤のすぐ傍らに座ったまま動かない。
まるで、おすわりしている犬のよう。

 

「こっちだ!俺を殺せ!」と、平沢がIBMに呼びかけるが、こちらに向かって来ない。
そうしていると、いきなりIBMが眠っていた佐藤の胸部へと攻撃。
平沢が銃を発砲するが、盾となったIBMが銃弾から佐藤を守る。

 

再生した佐藤。
プールに浮かぶ真鍋の姿を見て、「え。やっちゃったの?」と、IBMに尋ねる。
時間が経過したため、IBMは頭部から徐々に崩壊していく。

 

すかさず銃を手にした佐藤。
平沢も銃を構え攻撃しようとするが、弾切れ。
そして、佐藤が発砲。平沢は撃たれたかと思われたが…。

ここで突然、圭が飛び込んで来て、平沢の身体を抱え助ける。
「永井君!?」と、佐藤も驚く。

 

佐藤の銃弾が圭の肩に命中。
平沢は勢いで、壁に頭を打ってしまい気を失う。
圭は麻酔銃を構えようとするが、佐藤に頭部を撃たれてしまう。

後からやって来た攻が麻酔銃で佐藤を狙うが。
その攻撃をかわした佐藤、反対に攻の太股へと麻酔銃を命中させ、攻は倒れる。

 

 

再生した圭が佐藤へと麻酔銃を構える。
対する佐藤は銃を構えず、冷静に佇んでいる。
「どの辺りが作戦だったんだ?永井君」と、問いかける佐藤。

 

圭は麻酔銃を撃つが、それを佐藤は簡単に腕で防いでしまう。
そのまま拳を構えた状態で、圭を殴り倒す佐藤。
黒服メンバー、圭と攻。
部屋の中は佐藤以外、立っている人物がいなくなってしまった。

 

 

まとめ

おいおいおい…みんな倒れちゃったよ!
無双しすぎだよ、佐藤さん!
いや、本人とIBMと両方ね。

圧倒的に強すぎるよ、佐藤さん。
圧倒的パワーを見せすぎだよ、サミュエルさん。
どうするのこれ。どうなるのこれ。

 

 

今回、怒濤の勢いで展開が大きく動きました。
佐藤は一度、麻酔銃で完全に眠るが、まさかのIBMが自走。
自動覚醒モード。
本人が眠っている間に、IBMが動きまくって自由にあれこれしまくって。
黒服の年配の男と真鍋が、ここで終わりを迎えてしまう結果に。

 

圭と佐藤が対峙し、ようやく戦いになりそうだったんですが、佐藤は銃を構えることもなく。
素手で簡単に圭を倒してしまう。
バリバリ元アメリカ海兵隊員VS体力勝負はからっきしな高校生だと…まぁこうなる。
力の差が歴然すぎる。
しかも「どの辺りが作戦だったんだ?」という佐藤の質問。

 

転送してきた佐藤からすると、当初圭が考えていた作戦(田中捕獲時)には全く接触していないですし。
自分が眠っている間に、IBMが黒服二人をやっちゃったわけですし。
このまま、あっさり暗殺が出来そうな流れになってしまって、佐藤としては拍子抜けという感じでしょうか。
あの表情からは「もっと楽しいことが待ってると思っていたのに…」という印象を受けますね。

 

これからどうなるのか。
出入り口を封鎖してしまったので、これから亜人地獄のハード耐久レースが開始されたということなのか。
いつ終わるんだろう。
ゴールはどこなんだろう。

 

 

黒服メンバーも主人公の圭も倒れてしまっては…もう、あの男に託すしかないですね。
ブラック企業のトップにしてフォージ安全社長、甲斐敬一に。

34話でセーフルームに隠れてから、すっかり存在を忘れていたんですが。
暗殺の対象者だから、これから佐藤に狙われ強制的に出てくることになるはず。
あと、秘書の李も。
甲斐が佐藤を何とか……難しいだろうなぁ( ;∀;)
厳しいだろうなぁ。

 

この後の重要な鍵を握るのは、やはり田中の存在でしょうか。
どう動くのか、全く予想が出来ないですけど、何かイレギュラーな動きを見せてくれるんじゃないかと。
あと、可能性として考えられるのは戸崎か海斗(カイ)か?
しかし、戸崎がこれから反撃を仕掛けるというのも考えにくいですし、ここで突然カイが出てくるのも不自然な流れに…。

一番可能性としてありそうなのは、田中の予想外の行動だろうか。
次回が気になる…!

続きはこちら。
亜人41話のネタバレ感想【ゲームはボーナスステージへと進む】

 

スポンサーリンク
亜人本誌
スポンサーリンク
スポンサーリンク
あの漫画のここが気になる!!!
タイトルとURLをコピーしました