(桜井画門『亜人』3巻127p)
亜人と発覚すると大変です。
まず研究対象として政府から追われ、莫大な賞金が手に入るという噂から、一般人からも追われるようになります。
また、死なない身体を持ち何度でも生き返るため、化け物を見るような目で見られたり、差別的な言葉を言われることもあります。
これまで普通に暮らしていたはずが、ある日いきなり終わりの見えない耐久レースに強制参加させられ、波乱に満ちたストーリーへと早変わり。
そういう人生が好きだ!という人には最高かもしれない。
普通に暮らしたいという人には残念ですね。
もし、自分の息子(娘)が亜人だったら…。
両親はどんな反応をするでしょうか。
それぞれの家庭を見てみましょう。
娘が亜人だったというTさん。
どうやら先に亜人だったと気付いた養父が、「国が何千万とかで買ってくれる!」と、非道にも娘を政府に売ろうとします。
それを母親が命懸けで止め、「あの子は私の子よ」と言います。
たとえ亜人と分かったとしても、自分の子どもは自分の子。
母親は命を掛けて、娘を守ろうとしていました。
それでは次に、息子が亜人だったという、こちらもまたTさん。
「俺…亜人だった」と青い顔で打ち明けた息子に対して、「すげーじゃねーか」とのんきに返す父親。
そのあとも両親揃って、役所に届けた方がいいのか、病院に行った方がいいのかと話します。
なんてポジティブ!のんびりしてますね!
そうしていると、いつの間にか家の外にマスコミの人間達が集まってきていました。
追われる息子を守るため、父親は一緒に逃走することにしたようです。
こちらの家庭でも、亜人だからと言って自分の子どもを政府に渡すということはせず、どこまでも我が子を守ろうとしていました。
最後に、息子が亜人だったというNさん。
先ほどのTさんと同じように、自宅前にはマスコミの人間達が集まっています。
そして家の中では、政府関係者が母親へと聴取を行っているようです。
母親は「申し訳ありません…」と謝ったあと、「息子…いや…○○が人間じゃなかったなんて」と言いました。
どういうことでしょう。
息子という言葉を訂正して言い換えました。
政府関係者の前で体面を保つため、息子をわざと他人行儀な呼び方で言ったのか。
本当にそう思ったのか。
真相はわかりませんが、ほかの家庭と比べると、どこか冷たい対応ですね。
さらに、Nさんの娘さんにも聴取が行われたようです。
娘さんは何度か行われる聴取にうんざりしている様子です。
そして大変ストレートな言葉で、「自分を人間だと勘違いしてた奴が…家族にいたなんて、キモすぎる」とコメントされました。
【結論】
よそはよそ、うちはうち!
どの家庭もそれぞれ違った反応でした。
亜人だったからというより、元々の家族仲や両親の性格によっても反応は違うようです。
個人的には2番目のTさん宅のように、深刻に捉えず笑いもある反応をしてくれると嬉しいですね。
ほかの亜人の家庭も見てみたい。
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