アニメ3月のライオン第8話の感想【なびく髪も棘のある言葉も魅力的】

3月のライオン

©羽海野チカ・白泉社/「3月のライオン」アニメ製作委員会

 

今日はアニメ第9話が放送されます。
にもかかわらず、ようやく前回の感想を書き終わりました。
遅い…遅すぎるYO。

 

第8話は香子の描写が良かった。
香子の描写が良かった!

 

Chapter.16 面影
Chapter.17 遠雷(その①)

以下、アニメ第8話と原作2巻のネタバレを含みます。

 

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豪華な引っ越し祝い

ひなたとモモに将棋を教えることになった零と二海堂。
二海堂お手製のかわいい将棋ニャーの絵本に、モモたちも大興奮!
将棋の基本を楽しく勉強する。
いきなり家に押しかけたり、解説で熱いメッセージを送ったりと、零との友情や将棋への熱意をまっすぐにぶつける二海堂。
その熱意は零に届くのか…。

(アニメ公式サイトより)

 

前回『Chapter.15 将棋おしえて』の続きから。
二海堂が絵本を使って、ひなとモモに楽しく分かりやすく将棋を教えていきます。

 

一人一人のニャー達の性格を紹介していく二海堂。
さすが原作に忠実のシャフト。
原作と同じ台詞と説明です。

 

ふんふん、なるほどなるほど…と思っていたら、『王将』の説明のところで、王様が持っていた杖の魚部分をムシャムシャ食べたよ!
あれ食べれる魚だったんだ!
へぇ…し、知らなかった。

 

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©羽海野チカ・白泉社/「3月のライオン」アニメ製作委員会

 

この分かりやすい絵本がどこから出版されたのか、零が気になって表紙を見てみると【絵と文 にかいどうはるのぶ】の文字が。

二海堂のお手製と分かり、ひなとモモは「すごーい!」と賞賛の嵐!
小さい頃から二海堂は絵を描くのが好きらしい。

 

二海堂の絵本のおかげで、ひなとモモは将棋に興味を持ってくれました。
その後、二海堂は零の家に泊まる流れに。
親友の家に泊まるのに遠慮はいらないさ!

 

勝手に零の部屋に、良い感じの高そうなベッドと羽布団を設置する二海堂。
「君への引っ越し祝いだよ☆」

 

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©羽海野チカ・白泉社/「3月のライオン」アニメ製作委員会

 

勝手に零の部屋にデカいプレゼントを置いて、ちゃっかり泊まっていく二海堂。
零への引っ越し祝いといいつつ、初めに自分が使用してます。
フリーダム!

豪華な引っ越し祝いだけど、デカすぎて嬉しいやら迷惑やら。
収納に困るw

 

 

さて、相変わらず将棋の成績がよろしくなく、モヤモヤと悩む零。
現在3勝3敗、ここで踏み止まらないといけない。

 

零はNHK杯の対局で、解説をしていた二海堂に言われた言葉を思い出します。
「自分を大切に、自分の将棋を大切にしてくれ」

 

さらに、あかりさんに言われた言葉。
『将棋は何百年も昔からあって、盤と駒さえあれば、大人も子ども楽しめる』

 

それらを聞いて、零は大切なことに気付きます。
父が焦がれた棋士の世界に、今自分は立っているということ。
義父の幸田はプロ棋士ですけど、零の本当の父は確か医者でしたね。

 

 

モヤモヤと悩みながらも、自分がいる将棋の世界を改めて客観的に見ることができた零。
これで気持ちが前向きになっていくのかどうか。

 

そして、マンションに戻った零を待っている人物がいました。
幸田家で暮らしていた零の義理の姉にあたる香子です。
「久しぶりね、零」

 

香子、襲来。

 

零と香子の不思議な関係

来ました。
現在の零と香子の再会。
香子が登場してから急に雰囲気が変わります。
アニメで観ると、香子の声や細かい描写がめちゃくちゃ良い感じです。

 

なかなか部屋に上げようとしない零にイラだち、ドアを蹴りつける香子。
「冷えたの足が!トイレに行きたいの!もう、全部言わせないでよバカ!」

 

アニメで動きと声が付くと良いね!
香子らしさが出てるよ。

 

 

部屋に上がった後も、香子は奔放な言動で零を振り回します。
足が冷えたの→タオル頂戴→寒いわ→シャツ貸してよ
まさに女王様のごとく、この自由奔放なのが香子らしさ。

 

香子のちょっと甘ったるい口調と、棘のある言葉がgoodです。
そして零のタンスを開けたら、二海堂が引っ越し祝いにくれた羽布団が『ぼっふぁっ』と出てくるところ。

 

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©羽海野チカ・白泉社/「3月のライオン」アニメ製作委員会

 

香子も驚いてる!
このコマ原作には無かった!
良い感じの色調と驚いた香子の顔が可愛い。

 

そして、意味深な台詞を言う香子。
「ホント貰ったばっかなのね。アンタの匂いがまだしない」
気になる台詞を言いますねぇ~

 

 

このまま香子は、零の部屋に泊まることになります。
最近、二海堂といい香子といい、押しの強い人達が零の部屋に泊まってくね。
みんな強引だなw

 

零からシャツを貸りて寝る用意をする香子。
二人の関係は義理の姉弟。
血は繋がってないけど、一応男女だからね。
この何とも言えない…姉と弟というか、男女の恋愛みたいな不思議な空気は一体なんだろう。

 

 

「まだあの男といるの?」と尋ねる零に、「よかった。傷残らないですんで…」と言う香子。
零の顔に触れて、香子は傷が残らないでよかったと安堵します。
めっちゃ距離近い、顔近い。

 

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©羽海野チカ・白泉社/「3月のライオン」アニメ製作委員会

 

以前、零を殴った後藤という男は、香子が好意を寄せている相手。
後藤はまともじゃないと言いながら、大好きよと言う香子。
香子に後藤とまだ一緒にいるのか尋ね、後藤はダメだと反対する零。

 

原作でも二人の会話は不思議な空気だったけど、アニメでもやっぱり絶妙な空気を醸し出しています。
この姉弟とも恋愛関係とも言えない、曖昧な二人の関係がね。
気になるんですよ。

 

 

次の日の朝、香子が零の対局相手の松永について話す場面が出てきます。
「相手、誰だっけ。そうそう松永さん…何歳だっけ?64…65?よく頑張るわよねぇ」

 

そのときの独特な色合いと香子の動き。
原作には無いよ、この描写!
ちょっとした細かい描写でも、香子の美しさが強調されていて見惚れる。

 

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©羽海野チカ・白泉社/「3月のライオン」アニメ製作委員会

 

良いですな(´∀`)
このアニメオリジナル独特な描写を盛り込んでくれるのが。
あくびをする香子のコマまである!
ファンには嬉しいサービス。

 

そして、やっぱり棘のある言葉の数々。
「なぁんか心配なのよねぇ。あなたってこういう時、わざと負けてあげたりしちゃうんじゃないかとか思っちゃって…」

 

零に対して愛憎入り交じった言葉を言う香子。
「ほら、あなたって優しいから」

 

部屋にやって来たときも去り際も、なびく髪が印象的です。
台詞も原作通りで、原作にはないオリジナルの描写もあって、香子の魅力が存分に詰め込まれた回で満足でした。

 

まとめ

前半は二海堂やニャー将棋のおかげで明るい雰囲気、後半は香子襲来で不穏&不思議な空気となりました。
嵐のようにやって来て、去る香子。
激しく美しく。

 

第8話は、零と香子の不思議な関係性が見どころだと思います。
原作でも気になる二人の関係。
これはまた原作を読み進めると、香子の辛辣な言動の奥にある内面が分かるようになっていきます。
3月のライオン零と香子の関係【姉弟にも他人にもなりきれないまま】

 

 

今回は香子の描写が良い感じになっていたので、テンション上がりました。
香子の声といい、なびく髪といい、オリジナルな描写もあったり。
川本家の家庭的な温かい魅力と正反対なんですけど、香子の棘のある言葉や奔放なところも魅力的で好きなんですよ。

 

あ、前半にニャー将棋音頭の続きを入れたのに納得です。
最後に香子との不穏な空気で終わったあとに、エンディングで「ニャンニャン、ニャーニャでニャー将棋~♪」となったら、ギャップが激しいですもんね。

 

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©羽海野チカ・白泉社/「3月のライオン」アニメ製作委員会

 

第8話のエンドカードは、寺田克也さんが描く川本家のおじいちゃん。
おじいちゃんの昔気質な渋さが出ています。
そういえば、おじいちゃんの名前は相米二(そめじ)っていうらしい。
渋いっす。

 

ラクガキングの異名を持つ寺田さん。
検索してみると、寺田さんの巧すぎる絵がいっぱい出てきます。
う、うま( ゚Д゚)
ハイレベルな落書きの数々に圧倒されます。

 

 

次回は棋士歴40年65歳の松永との対局ですか。
松永の「負けたくない」という気持ちが、アニメでどう表現されるのか。
順調に、今年中には原作2巻終わりまで進みそうですね。

 

第9話の感想はこちら。
アニメ3月のライオン第9話の感想【対局中の『ガンガンいこうぜ』は懐かしすぎる画面!】

アニメ「3月のライオン」の感想まとめ

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あの漫画のここが気になる!!!
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