クズと言われる亜人永井圭の性格【寂しいって言っちゃえば?】

亜人

(桜井画門『亜人』6巻36p)

 

どうも、くろやんです。

 

主人公の永井圭について、ここらで色々まとめてみようと思います。

1巻最初の頃から比べると、とにかく性格やら顔やら変わりまくりの永井圭。
何か色々大丈夫か(;´∀`)と思っていたけど、最近ようやく安定してきた?

 

なかなか複雑な面をもっているキャラです。
主人公なのに『クズ』と言われる、彼のややこしい性格について考えてみました。

 

以下、7巻までの内容ネタバレあるので注意してください。

 

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プロフィールと家族について

外見的にこれと言って目立った特徴のない永井圭。
亜人と発覚するまでは、たぶんどこにでもいるような、普通の高校生だったと思います。

 

父親と母親と妹の四人家族。

父親は優秀な外科医だったが、ドナーの見つからない患者を救おうと臓器売買に手を出してしまう。
結果、圭の父親は仕事や家庭を失ってしまい、それ以降どうなったかの描写はありません。
患者に対して親身になれる良い先生だったらしいのに…。

 

反対に母親はやたら冷たい性格の持ち主。

飼い犬が死んだ時、「不良品をつかまされた」と言ったり、圭が亜人と発覚した後も「息子…いや、永井圭が人間じゃなかったなんて」と、母親らしからぬ発言をしたり。

 

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(桜井画門『亜人』1巻111p)

 

もともと、圭の母親はこんな冷たい性格だったのか、夫の臓器売買のことでこうなったのか、わかりません。

 

妹の慧理子は珍しい病気をもっていて、子どもの頃から病院に入退院を繰り返していたそうです。
慧理子は兄、圭のことを良く思っていません。
1巻で聴取に訪れた泉に、圭のことを「自分を人間だと勘違いしていた奴が、家族にいたなんて。キモすぎる」と辛辣に言っていました。

子どもの頃は圭、カイと一緒によく遊んでいたらしい。

 

 

優秀な医者だったのに全てを失った父と、温かさを感じられない母と、病気がちな妹と。
幸せな時もあったかもしれないけど、今は家族がバラバラで関係が希薄な感じですね。

 

そんな家に長男として生まれた圭は、小さい頃から物覚えが良かったそう。
4歳くらいから見たものはたいてい覚えられたとか。

高校生になってからも勉強漬けで、国立医学部模試で一桁をとるような秀才になります。
将来は医者になって妹の病気を治してやると、周囲の人達に言っていました。

 

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(桜井画門『亜人』3巻81p)

 

ここだけ見ると、妹想いの立派な人間に見えるのですが…。

 

永井圭のクズ発言

3巻で彼は妹からその性格について、クズと表現されます。
妹の病気を治すため医者になると言っていたのは、慧理子のためではなく自分の評価のためだったという。

 

更に、子どもの頃仲良く遊んでいたカイについて母親から、「海斗君は犯罪者の子だから、もう遊んじゃいけません」と言われた時も、「一人でかわいそうだから、構ってやってただけだしね」と冷たく言い放ちます。

 

慧理子はその発言を聞いて、圭の本質は合理的でどこまでも冷たいと感じます。

ちなみに、慧理子はカイに対してほのかに好意を寄せていたよう。
それもあって、あっさり簡単にカイとの交友を切った兄に対して、憤りを感じていたみたいですね。

 

 

この辺りから、圭の合理的な面が強く表れ始めます
研究員の男に「上辺以外で人の心配をしたことがない」と言っていたように、圭は他人に対して冷たい。

 

佐藤の凶行を一緒に止めるよう呼びかけた中野攻に、「日本のどこかで他人がどうなろうと、知ったこっちゃない」と言って突き放します。
それから佐藤のテロ行為の報道を、かりんとう食べながら傍観を決め込んだり。

 

その後、仲間を探すことになり、目星をつけた亜人管理委員会トップの戸崎が地位を守る理由を知る圭。
婚約者の高額な医療費のためという事情を、「ちょっとやそっとじゃ払い続けられる額じゃないぞ」と嘲笑う。
しかも婚約者の存在を、「付け入る弱み」と言う。

 

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(桜井画門『亜人』5巻144p)

 

戸崎と共闘することになり、黒服の男達(平沢・真鍋ら)と親しくなる攻に「黒服と友達ゴッコしてんじゃねえ!」と言う圭。
彼らのことを「捨て駒として、作戦に組み込めるかもしれない」と、冷たく合理的に捉える。

 

逃走を手伝ってくれたカイのことを攻に指摘されて、「いらないよ、もう」「何の役にも立たない。何かするメリットもない」と、友情を切り捨てる圭。
そして圭は、攻にも「クズが」と罵られる。

 

このすがすがしいまでのクズ発言の数々!!

 

ちょwほんとに主人公なのかwと、思わず確認したくなるゲスっぷり。
いや、いいよwむしろ、このままクズ道を走り抜けて極めていくのもいいかもしれない。

 

元からこういった合理的で冷たい性格だったけど、普段の高校生活ではクズ発言は控えて、最低限の交友関係を保っていたようです。

まあ、明るく情に厚い性格じゃないことは確かですね。

 

人と関わるのが苦手

さて、そんな冷たい合理的(クズ)な永井圭くんですが。
感情もないロボットのような人間かと思えば、実はそんなことはなく…。

 

佐藤を止めるため中野攻と行動を共にすることになり、圭の複雑な内面が見えてきます

中野攻は圭と正反対の性格の持ち主。

明るく人懐っこい性格で、頭で考えるよりまず行動してしまう良くも悪くも単純な人物です。
そのため、頭脳派の圭は攻のことをよく「バカ」と言って見下していました。

 

 

5巻後半、移動手段として車を盗難することになった二人。

どう盗難するかというところで、攻が目にとまった一軒の居酒屋に入って行く。
2時間経っても出てこない攻の様子を窓から窺う圭。

攻はごく自然に楽しそうに、客の男達の輪に入って雑談をしていました。
その後、会話を楽しんだ客の男は酔っ払って運転できないので、車のキーを攻に預けるという流れに。

 

この時の攻の様子を窓から見る圭の表情や目。

見下している冷たい目ではないです。
音も台詞もないコマだけで、実際どう思っていたかは想像するしかないですけど、何か考えさせられるコマです。

 

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(桜井画門『亜人』5巻149p)

 

その後、戸崎と共闘することになり、泉や黒服の男達、オグラ・イクヤなどの面々と関わることになった圭。

圭は攻のように、すぐに人と仲良く打ち解けられる人物じゃないです。
むしろ、他人を信用できないと考え、人付き合いが苦手なことがよくわかります。

 

 

山奥の宿泊施設で、対佐藤に向けての特訓と作戦を練る戸崎チームご一行。
ここでも圭は自分と同じ亜人なのに、普通に人と親しくなれる攻の様子をよく見ている場面が何度か出てきます。

 

距離を縮めて何気ない会話をする攻達の様子を気にする圭。
この時もモノローグもなく視線だけ。
親しげに楽しそうにする人の輪に自分から入ることもできず、遠くから眺めるだけ。

 

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(桜井画門『亜人』6巻58p)

 

これ見ると「あぁ。なんかわかるわぁ」と共感して、しょっぱい気持ちになってしまう…。
あ、いや、なんでもないです。

 

合理的に自分にメリットがあるよう取捨選択し判断するから、人との情を無視した発言が目立つ圭ですが。
様々な人と接するうちに、内面では「自分の合理的な言動は正しいのか」と葛藤し、迷っていたようです。

 

自分の合理的な冷たい性格もわかっている。
それだと人との付き合いで摩擦が出てくるから、変わるべきなのだろうか。
でも、人は簡単には変わることはできない。

そういった複雑な内面が6巻の視線や表情で表れています。

 

ややこしい性格をもつ圭のシンプルな望み

圭が、攻や戸崎らと共闘して佐藤を止めると決心した理由は何か。
それは直接的ではないにしても、身を隠していた田舎の村での平穏な暮らしを邪魔されたからなんですね。

 

自分が亜人とわかった後も、圭はその力を使ってテロを起こしてやろうとか、正義のために使おうとも思っていない。

圭の望みは、平穏に静かに暮らしたいというもの。
さらに潜在的に、自分を受け入れてくれる人のもと、普通に暮らしたいという願いがあるように思えます。

 

 

佐藤を止めるため攻と動き始めた最初の頃、「おばあちゃんのトコにいたかったな」と発言する圭。

自分を匿ってくれた、山中のおばあちゃんの家が居心地良かったらしい。
ほとんど食って寝て、テレビ見てゴロゴロするだけの生活(´―`)そりゃ居心地いいよw

 

圭は他人なんて信用できないと言いながらも、自分を受け入れてくれる人間を求めているように見えます。
楽しそうに会話する攻達の様子を気にするけど、自分からはそこに入っていかない。

そして変わるべきか迷っていた時、平沢に「寂しいのか?」とズバリ指摘される

 

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(桜井画門『亜人』6巻62p)

 

家族それぞれがどこか希薄な関係で、圭にとって家族がどういった存在なのか、よくわからない。

亜人と発覚したことで賞金目当ての人間から追われて、政府に捕まった後は研究員らに人体実験され…。

唯一助けてくれた友達カイのことも、自分から置いていって関係を切ってしまって…。
家族とも友達とも繋がっていない。

ぶっちゃけ、寂しくないわけがない!!

 

でも、自分の口からは「寂しい」なんて言わないでしょうね。
佐藤さんと同じように、圭も自分の心情をはっきりとは言わない。

 

 

研究所脱出で、自分を助けてくれた研究員の男が佐藤に撃たれた後、最終的に彼を助けた圭。
攻に「何であの時、研究員を助けた」と訊かれ、「利用価値があったから」と答えます。

 

実際佐藤に撃たれたとき、研究員の男は重傷で助かるかわからない状況だったので、利用価値どうこうは関係ないと思います。
あの時は圭の台詞にもあったように、ただ「助けたい」という想いで動いていたんですね。

 

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(桜井画門『亜人』3巻96p)

 

なかなか素直に自分の気持ちを表現しない圭。
子どもの頃は、仲良くなったカイの携帯番号を覚えたと嬉しそうに話す場面があるので、成長するにつれて変な方向に屈折していったよう。

 

カイに対しては子どもの頃の付き合いがあるので、まだ幾分か心を開いている様子がうかがえます。
今後、カイと再会した時にまた友達に戻るのかどうか気になるところ。

 

まとめ

圭は1巻から比べると顔も変わってるし、性格も冷たくクズ発言がどんどん増していきます。
顔はほら、あれです。
17、8歳な青年期の成長とかで変わったんでしょう(;´∀`)
過酷な状況のあれこれで人相が変わっちゃったんでしょう。

 

なかなか複雑な性格の永井圭。

冷たく合理的になったのは父親の失敗を見たからか、母親の影響か、もともとの性質か。
色々な要因があったと思います。

「他人なんてどうでもいい」と、冷たい人情味を感じられない発言をしながら、本人は人との関わりに悩んでいる描写が見られます。
こういう屈折したキャラは嫌いじゃないです。

 

情を切り捨てたかと思えば、ときに他人を助けたり、本人も葛藤したり。
矛盾しているような言動を含めての、永井圭という人物だと思います。

 

 

佐藤を止めるため、様々な人物と行動を共にして接するようになり、圭の考えも少し変わったようです。
根本の合理的な性格が変わったわけじゃないけど、他人を少し信頼できるようになったというか。
初めは敵対していた攻や戸崎、平沢らと共にこれから佐藤との戦いを迎えます。

 

合理的な冷たい発言の数々があった圭が、これからどう動いて何を思っていくのか。
カイとの再会も気になります。

 

 

あ、そういえば。唐突に始まる圭の不思議な例え話、面白いですね。

戸崎と手を組む場面での「何が目的だ!」に対しての、「夏だ」って脈絡なく言い出すとことか。
7巻の夢オチで飛び降りる寸前止まって、突然コレラのこと話し出すとことか。
幼馴染みのカイも思わず「え?」ってなるよ。

 

たまには色々遠まわしに言わず、ストレートに言っちゃえよ。
素直に自分の感情言っちゃえよ。

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あの漫画のここが気になる!!!
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