©羽海野チカ・白泉社/「3月のライオン」アニメ製作委員会
第4話の感想でございまする。
今回はひなとあかりさんの恋する乙女達の話でした。
Chapter.7 ひな
Chapter.8 ブイエス
以下、アニメ第4話と原作1巻のネタバレを含みます。
甘酸っぱい初恋弁当
野球部の試合応援を翌日にひかえたひなたは、気になるエース・高橋勇介のためにお弁当を作ることにする。
華やかでかわいいお弁当を目指してはりきるひなただが、華やかさよりも定番のおかずをすすめるあかりと衝突してしまう。
翌朝もお弁当作りや着ていく服選びでバタバタのひなた。乙女の一大イベントの行方はどうなる!?
(アニメ公式サイトより)
来ましたね。
恋するひなのお弁当の回です。
これ原作でも好きな話なんですよ。
お弁当の中身をどうするか悩むひな。
あかりさんが「唐揚げと卵焼きでいいんじゃない?」とアドバイスするけど、ひなは「ダメ!可愛いお弁当がいい!」と反対。
「開けた瞬間、パァァって…わー可愛い!」って、なるようなお弁当がいいらしい。
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会話しながら、渋皮煮用の栗の皮をむく零とあかりさん。
アニメだと合間合間に栗の描写が出てきます。
甘栗が食べたくなりました、甘栗好き。
ひなの気になる高橋くん。
小学校の頃からひなは高橋くんのことが好きだったけど、中学になって野球部のエースになって、競争率が上がったよう。
あかりお姉ちゃんにからかわれて、「ち、違うもん!そんなんじゃないもんっ」と、怒るひな。にやにや(´∀`)
で、結局ひなが考えた可愛いお弁当を作ることになったんですけど、これが食材費が掛かりすぎる!
ざっと見て3千円超えるって豪華すぎる!
この時の、あかりさんが必要な食材を読み上げるところ面白い。
「何で、よそんちの子のお弁当で、うちの食費から3千円も!?」って、あかりさんの言葉はごもっとも。
ここで、ふくふくの川本家の猫達が映るんですけど、見事なまでにもっちり&つやつや。
あかりさんは、ガリガリの子を見るとほっとけないらしい。
これまで拾ってきたスズメとか猫とか人間(零)とか。
あかりさんは、ガリガリの子をふくふくにするのが好きなんだって。
ふ、ふくふくにした後はどうするんだろう…。
原作では零とひなが食材を買った後、すぐに日曜日の朝の様子になっていました。
アニメでは、この後に零が自分のマンションに帰って来る描写がありました。
あと、夜の町の様子も。暗い色合いで、人気がなくて静か。
零の部屋も、さっきまでの川本家の賑やかな空気と打って変わって、誰も帰りを待ってくれている人がいなくて、どこか寂しい感じがします。
さぁ、来ました日曜日の朝。
アニメでやると、ひなの修羅場(時間に追われてバタバタ)がすごい激しい!
もう料理もバタバタ、着ていく服もどうしようでバタバタ、しかし時間はどんどん過ぎていく…ここはアニメならではの見どころ。
何とかお弁当ができてその後、野球部の試合を応援するひな。
それを偶然見かける零。
気になる高橋くんを応援するひなの横顔は、まさに恋する乙女の表情。
甘酸っぱいねぇー
ここで、零が自分自身のことを思い出して、過去の香子との出来事が出てきます。
『恋』から香子のことを思い出すってことは、零は香子に対して恋愛感情がいくらかあったってことかな…どうなんだろう。
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しかし、これはどう見ても零の方が襲われているように見え…いや失礼。
ほら、香子の方が積極的なんですね!
無理矢理ポジティブにまとめた。
ひなは高橋くんにお弁当を渡そうとしたけど、周りの人達の勢いに圧されて、結局お弁当を渡せなかった…。
原作と同じだけど、校庭で一人佇むひなのところが、無音で予想以上に長かった。せ、切ないなぁ。
「そっか…渡せなかったのか。残念だったわね。頑張ったのにね」
あかりさんの言葉が泣けてくる。
一生懸命作ったのに、渡せなかった。
その気持ちを共感してくれて、言ってくれるから余計にじんとくるんだよなぁ。
そして、最後のオチ。
味見をせずに作ったって、おーーい!
高橋くん…食べなくて良かったな。
最初の犠牲となったニャー達。
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「あれ?ニャー達どうしたの?」
「お腹いっぱいで眠くなっちゃったのかな?」
この表情。
なんて哀愁漂う姿なんでしょう。
ニャー達は犠牲になったのだ…。
甘くて苦くてすっぱい、乙女の初恋によって。
つやたまぐ
後半は、二海堂と川本家の交流の話です。
朝の9時から零の部屋にやって来て、一緒に研究をする二海堂。
やはり今回も二海堂のアップが多い。
二海堂が登場すると、やたらアツくてアップが多い。
そしてよく見ると、立っている時になぜか足をクロスしている二海堂。
もうどこからツッコめばいいのか。
原作では「プロ棋士は対局の無い日は何をしているか」というモノローグと説明があるんですが、今回のアニメではカットされていました。
街に出掛けた零と二海堂。
そこで、川本三姉妹と偶然会います。
二海堂の姿を見たモモが、「ボドロ!」と叫んで飛びつきます。
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ボドロってあれであろう?
ジブリ的な?となりのボドロ的な?
この時ボドロが出てくるんですけど、「ボドロ~」って鳴き声が妙に低音ヴォイスでこわい。
子どもビックリしちゃうよ。
そして、二海堂の姿を見たあかりさん。
頬を染めとる!赤くなっとる!
あかりさんのストライクって、二海堂みたいなふくふくらしい。
力士とかもタイプなんだろうか。
結局、二海堂も川本家で一緒に晩ご飯をご馳走になることに。
二海堂の姿を見るあかりさんの表情が、もう恋する乙女。
もっちり。ぷりぷり。つやたまぐ。
一緒にいる猫までもっちり。
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あかりさん、二海堂を見て金太郎とか桃太郎とか妄想を膨らませる。
どんだけもっちりが好きなの…あかりさん。
「玉のような!?友達の形容でそんな台詞聞いたことねー」って、零のツッコみがツボです。
あかりさんの妄想が激しいアニメ第4話の後半。
「おかしいわ…その豊満なボディは、そんなメニューでは維持できないはず…はっ、もしかしてダイエット!?」
台詞は原作通りですが、二海堂の豊満ボディを心配するあかりさんの描写が何かすごいよ。
さっきの「つやたまぐ」といい、やたら力を注がれているシーンです。
いやぁ、後半は恋するあかりさんの激しい熱意が見どころでした。
まとめ
今回は前半・後半ともに明るい話でした。
乙女の一大イベントは甘かったり切なかったりで、オチは「実は味見をせずに作ったよ☆」という最後でした。
ひなが作ったお弁当、見た目はちゃんと出来ているのに、どんな味だったのか謎ですね。
後半は、つやたまぐな二海堂と恋するあかりさんの話。
いつも通りアツい二海堂。
しかし、二海堂以上にあかりさんの『二海堂の豊満ボディを心配する熱意』の方がもっとアツかった!
アニメだとオリジナルな動きが付いて、さらにすごい。
じいや(花岡)にGPSで監視されているのに、「じいやはいつだって、どこにいても必ず迎えに来てくれるんだ」と笑顔で話す二海堂。
ユー監視されとる!
いや…でも、知らない方が幸せなこともあるんだな。
©羽海野チカ・白泉社/「3月のライオン」アニメ製作委員会
第4話のエンドカードは氷川へきるさんが描くモモ。
氷川さんは『ぱにぽに』というギャグ漫画を描かれている男性漫画家さん。
調べると、過去に『まど☆マギ』のエンドカードも描いたことがあるらしい。
他にも、色んなアニメのエンドカードをよく描いているそうです。
次回は原作1巻の最後の大きな見せ場。
零の過去話です。
そして、いよいよ香子も初登場しますね。
あかりさんのもっちりも良いけど、香子の気性が激しい感じも好きなんですよ。
第5話の感想はこちら。
アニメ3月のライオン第5話の感想【僕と契約して、プロ棋士になってよ!】