(good!アフタヌーン 2017年7号)
どうも、くろやんです。
ぐらんぶる36話の「考えろ。思考の海に沈め、論理と計算の宙(そら)を舞え」が文才溢れる台詞で、ぜひ参考にしたいです。
右側だけ好きって迷言だね!
亜人本誌のネタバレ感想を紹介します。
前回50話はこちらです。
亜人50話のネタバレ感想【リンクの上で歓喜の声を上げる】
FILE:51 フューリー
以下、11巻のネタバレを含みます。
基地祭
約束の時間になり、会談場所に現れたのは田中一人だけだった。
佐藤は一体どこへ?
田中も佐藤が来ていないことは予想外だったらしい。
体育館到着後、佐藤に電話を掛けるが繋がらず。
そのまま田中は単身、大臣がいる体育館内部に入っていきます。
大臣やボディガードたちと向かい合う田中。
怒りや憎しみを抑えながら、田中は話し合いに来たと言う。
しかし、なぜ田中一人だけなのか、明らかに不審がる大臣。
「佐藤さん達は遅れてるだけだ」と田中は答えるが…。
どう考えても嫌な予感しかしない。
佐藤が来てないって、何かデジャブ…あ!フォージ安全の時も最初来てなかったな。
焦らし上手なサミュエルさん。
屋上から走って、体育館の医務室にやって来た圭と攻。
すぐに医務室にあったテレビを点ける。
ちょうどモニターで圭たちの動きを確認していた戸崎も医務室にやって来ます。
テレビに映ったのは、大勢の人で混雑している稲荷山公園駅。
それは今日、自衛隊入間基地で行われる『基地祭』に向かう来場者たちの様子でした。
前回、圭が言っていた「今日は何月何日なのか?」という問いの意味は、この基地祭のことだったようです。
自衛隊でこういうお祭り行事やるんですね。
まったく知らなかったので興味深いです。
これは毎年恒例行事で、大勢の来場者が来るそうです。
で、今年は開会式に総理が来るとか。
滑走路には何機もの戦闘機があって、20万人の一般人で溢れかえり、おまけに国のトップまで来る。
佐藤ならココできっと何かする。
そう確信する圭。
入間基地にて。
沢山の来場者が来てお祭りムードになってます。
しかし、いくら一般人が来場できる祭りとはいえ、ここは軍隊の基地。
敷地全体はセンサー付きの高い塀で囲まれ、来場するゲートでは厳しい身体検査がある。
この厳重な警戒体制のなか、佐藤はどうやって侵入するつもりなのか。
荷物検査を受ける列で。
一人の男が、「待て!」と自衛官に止められる。
その人物は突然の出来事に「え?」と戸惑う。
ハンチング帽をかぶり、他の来場者同様にカメラ機材を持った佐藤だった。
佐藤、正面から来ちゃった。
何してんの!佐藤さん(^o^)
一般人のなかに堂々と混じりすぎ。
話し合うべき相手
体育館の田中と大臣ら。
田中が何か企んでいるんじゃないか、と疑う大臣。
「君が我々を引き付ける作戦か何かか?」と問いつめる大臣に、「違う!見ろ、武器も持ってない」と、何も武器がないことを証明する田中。
「本当に殺し合いはナシだ…佐藤さんも約束した」と言う田中…ホントに佐藤のこと信用して…。
もうすぐ入間基地で佐藤無双が始まりそうなのに…うぅ。
その頃の入間基地。
佐藤らしき男が現れたという事態に、管理隊長室では1尉と3尉が話し合っていた。
「基地祭は中止にすべき」と主張する3尉。
佐藤似の男は即座に確保され、現在は拘束具で拘束して隔離中だと3尉が報告する。
佐藤らしき男は、何の抵抗もせずに捕まったそう。
しかし1尉は、「佐藤本人かまだわからないのに、拘束具はやりすぎだ」と言い、3尉の意見に反対します。
伝統行事の基地祭を中止には出来ない。
ましてや、今年は大臣も来ている。
やたら体面や伝統にこだわる1尉は、「まず、その男が佐藤本人かどうか確認しろ」と3尉に指示。
1尉の指示通り、男が佐藤本人かどうか確認に向かう3尉。
佐藤らしき男の所持していた免許証には、【竹井 昭二(たけい しょうじ)】【鳥取県在住】とありました。
竹井さん…どなたですかw
鳥取から来られたんですか。
部下は「拘束を解いたほうが…」と言うが、3尉は断固としてあれは佐藤本人だという考えを通します。
この3尉の意志の強さ、出来る男の風格があるなぁ。
3尉は、佐藤似の男の指紋を佐藤本人の指紋と照合するよう、部下に命じる。
体育館の田中たち。
佐藤が来ていないことを大臣に詫び、田中は自分一人だけでも会談を始めようと大臣に持ち掛けるが…。
大臣は「最重要人物の欠けた会談などあるか!」と激怒する。
最重要人物…大臣が考える会談に必要な重要人物は佐藤ただ一人、ということらしい。
大臣の言葉に、田中も怒りを露わにする。
「お前らが話し合うべき相手は…俺だ…俺だろうよ!」
佐藤でも高橋たちでもなく。
政府に10年間拘束されて、非人道的な人体実験を受け続けた田中こそ、この会談の話し合うべき相手。
田中…!!頑張れ…!
人違いなんです
入間基地内部の拘束室で。
拘束具で自由を奪われ、拘束されている男(佐藤さん又は竹井さん)
室内にやって来た3尉は佐藤似の彼に、「てめぇは何者だ。何がお前を狂気に駆り立てる」と、問いかける。
佐藤らしき男が返した言葉は…「本当に人違いなんです」
佐藤本人なのかまったくの人違いなのか、どっちだ?
佐藤似の男、竹井は語り始める。
子供の頃の夢は、旅客機のパイロットになることだった。
大人になり実際に就いた仕事は、塗装会社の営業マン。
思い描いた将来とは違ったが、誇りを持って勤勉に働いてきた。
それが突然、数週間前に職を失うことになった。
佐藤に顔が似ていたため、客から苦情が来たのだという。
顔が似ているというだけで、生き甲斐だった仕事を佐藤に奪われた。
それだけでなく、楽しみにしていた基地祭の催しをカメラで撮るという、自分に残されたちっぽけな趣味まで奪うというのか。
竹井さん…( ;∀;)!!
何だこの身の上話、泣けるやん!
しかし、3尉は竹井の話を聞いた後も顔色を変えず、「お前の好きにはさせんぞ」と冷徹に言う。
竹井さんのささやかな楽しみを奪わないでぇぇ!
その頃。
基地祭が行われている会場で。
総理大臣の登壇が始まっていた。
「ココ入間基地は、防空のみならず空輸・補給の重要な役割も担っており…うんたらかんたら」
突然、総理の前に座っていた来場者たちが何かに気付き、総理の後ろを指さし始める。
総理も不審に思い、後ろを振り返る。
その様子は中継されてテレビに映されていた。
拘束室にいる3尉ら、市民体育館にいる田中や大臣ら、そして圭たちもモニター越しに、総理の後ろにいる人物の姿を捉える。
背後の滑走路に立っていたのは、銃を手にした佐藤だった。
佐藤、後ろから来ちゃった。
いつの間に来たの、佐藤さんんん!
てことは、拘束室の竹井さんはやっぱり別人!?
体育館のテレビモニターで、その様子を確認した田中。
怒りと失望の声を上げる。
殺し合いはナシと約束したはずの佐藤は会談場所ではなく、殺戮の戦闘ステージに立っていた。
まとめ
内容が濃いっす。
えーと、感想何から書こう。
とりあえず、佐藤似の竹井さん(鳥取県在住)の身の上話と、田中功次くんの境遇に泣けてきます。
今回は田中の怒りが本当やるせなくて…。
大臣に会談の重要人物と思われてなくて軽く扱われるわ、体育館到着したら後ろから佐藤たちの車がついて来てなくて、しかも「彼とはもう、ノリが合わないよ」って言われて、佐藤にポイされるわ…。
うわあぁぁ、泣ける!
不憫過ぎるよ、田中くん!
10年も拘束されて人体実験を受けて、さらにこの扱いって…田中に何かこう救いがあっても良いんじゃないかな!?
次回から自衛隊入間基地がバトルフィールドとなるようです。
それにしても、『基地祭』って初めて知りました。
調べてみると色々面白いことが分かったので、追記で基地祭についての感想を書きます。
追記:マニアックな内容
51話の補足感想
竹井さんと佐藤さん。
入間基地に現れた二人の佐藤。
そっくりさん、いらっしゃい!ですね。
コメント
基地祭、小学生〜中学生の時毎年行ってた(笑)
匿名さんへ
コメントありがとうございます。
小学生~中学生のとき、毎年基地祭に行かれてたんですか!
昔から馴染みあるものなんですね。
私は行ったことがないので、いつか行ってみたいです。