(good!アフタヌーン 2017年8号)
どうも、くろやんです。
月刊誌good!アフタヌーンがあるなら、good!モーニングとかgood!イブニングはないかなと思ったけど、ありませんでした。
あったら面白いのに。
朝の始まりに月刊誌good!モーニング。
亜人本誌のネタバレ感想を紹介します。
前回51話はこちらです。
亜人51話のネタバレ感想【竹井さんのささやかな趣味】
FILE:52 When Where Who
以下、11巻のネタバレを含みます。
停職処分ってひどいよ
自衛隊入間基地で毎年恒例で行われている『基地祭』
今年は総理大臣がやって来て今まさに登壇している、その背後の滑走路に突如現れた人物。
全員の視線が滑走路に立つ人物に向けられる。
入間基地に佐藤がキタ――(゚∀゚)――!!
フル装備で現れた佐藤。
どうやって敷地内に侵入したのか。
そして、拘束された佐藤似の『竹井さん』はどうなってしまうのか。
銃を手にして現れた佐藤。
ダッシュで総理に向かって走り出す。
銃を発砲する佐藤に、総理を警護するSPが一人撃たれ、会場内は混乱と恐怖に包まれる。
一方、拘束室で。
1尉がやって来て、拘束されている竹井を見て「何してる!拘束具は外せと言っただろう!」と3尉の行動を叱責。
3尉は『竹井は佐藤本人だ』と思ってるんですけど、1尉は「彼は人違いだ」と言ってお互いの意見が対立するんですよね。
さらに、佐藤の目的のことでもお互いに意見が食い違う二人。
1尉は佐藤の目的は『総理の暗殺だろう』と考え、3尉は佐藤の目的は『この基地への攻撃が目的』と考える。
3尉の方が役職は下だけど、本質を見抜ける目がある気がする。
それにしても、1尉は頭ごなしに3尉の言い分を否定して嫌な上司ですね。
3尉の意見に「飛躍しすぎだ!」「強行的な考え方はやめろ!」とか、もっと部下の考えを大事にしてくれたらいいのに。
「奴の目的は、日本最大の防空基地を担うこの基地だ!コレは国家に対する宣戦布告に他ならん!」と力説する3尉。
その言葉に、とうとう1尉は怒り「お前を不服従で停職処分とする。以後、基地警備隊の指揮は私が取る」と言い放つ。
停職処分!?
ひどくないっすか!
ちょっと上司に考えを主張しただけなのに!
3尉に停職処分を言い渡した1尉は、拘束していた竹井を解放し、拘束室から去って行ってしまった。
後に残された3尉と部下達。
「停職…ですか…」と、3尉に気まずそうに声を掛ける部下のコマが居たたまれなくなる。
ちくちょう、転職だ!
と3尉がぶちキレるかと思ったら、「それがどうした」と冷静に堂々とした表情で言う3尉。
そして、停職処分を受けたにも関わらず、「佐藤の侵入経路を探るぞ」と自分の職務を遂行しようとする。
この風格、自分の仕事に対する矜持を感じる。
いやぁ、カッコいいですね3尉。
それが出来たら超人
佐藤が現れて銃撃戦が始まり、パニックになる会場内。
総理に向かって発砲する佐藤に応戦するSP達。
SPの攻撃を避けるため航空機に隠れた佐藤が、何かを会場内に投げ込んだ。
×印が付けられた3つのバッグ。
3つそれぞれが会場内に散らばる。
爆薬でも入ってるのか?それとも武器なのか?中身が気になる。
解放された竹井と1尉。
拘束したことを竹井に謝罪した1尉は、外は危険なので安全な部屋を用意すると話す。
不安がる竹井に、入間基地の規模の大きさやセキュリティの厳重さを説明する。
「ココまで被害が及ぶことは、絶対にありません」
そう断言する1尉。
もうヤバい予感しかしない。
ココまで被害が及ぶフラグしかしない。
1尉、これ以上フラグを出現させないで。
会場内。
壇上に隠れて避難していた総理のもとに、自衛官らが乗ったジープが到着。
総理を狙う佐藤が発砲するが、やがて弾切れに。
その隙に自衛官やSPらは、総理をジープに乗せることに成功する。
弾切れになった佐藤は、武器を捨て手を頭の後ろにやるが…妙に大人しいというか、いつもの佐藤らしさがない。
「膝をつけ!」と、銃を構える自衛官に言われる佐藤。
総理を乗せたジープが走り出す。
すると、降伏した様子だった佐藤が猛ダッシュでジープを追いかけ始めた。
えええ!?
佐藤さん、なんか変だよ!
一言も喋らないのもおかしい。
その頃の3尉。
部下と共に佐藤の侵入経路を探っていた3尉は、会場内に現れた佐藤の映像を確認していた。
3尉は「今、外にいる佐藤の射撃姿勢を見てみろ」と、一時停止した映像を部下に見せる。
正しいフォームだと答える部下に、「ああ。だが素人くさい」と言う3尉。
ちょうどそこに、佐藤が現れる少し前に北東の塀のセンサーに反応があったと連絡が入る。
反応があった場所にすぐに隊員が急行したが、不審な人物や塀を登るのに使われた道具等は発見されず。
センサーの誤作動として、処理されたそう。
思案する3尉。
「もし、そのセンサーの反応が、今会場にいる佐藤が侵入した時のものだとしたら?」と、部下に問いかける。
不可能だと部下は答えるが、佐藤なら何らかの方法で可能だと3尉は考える。
可能だとすると、佐藤は『一瞬で5mの塀を自力で乗り越え、会場までの1キロを2分もかからず走り抜けた』ことになる。
もはや超人!!
佐藤さん、海兵隊出身でさらに身体能力まで超人って、無敵すぎる。
超人無敵最強サミュエル!
いやいやいや…なんかおかしい。
偽物はどちらだ
総理を乗せたジープが走り、それを追いかける佐藤。
車相手にもかかわらず、佐藤は猛スピードで追いつこうとしている。
総理を警護していたSPが発砲、それは佐藤の左目に命中する。
が、佐藤は攻撃に怯む気配もなく、勢いよく跳躍すると、ジープへと乗り込んできた!
乗り込んできた佐藤目掛けて、何発も発砲するSPら。
佐藤の顔面に攻撃が当たり…なんと佐藤の首が取れた!
首を失った佐藤の身体は、まだ動いていた。
外で暴れていた佐藤の正体は『IBM』
しかも、これは首がない高橋のもの。
佐藤が49話で「下ごしらえだ」と言っていたのは、このことだったよう。
IBMに自らの首を切断させ、その首を服を着せた高橋のIBMに付けて、塀を乗り越えて基地内に侵入したと。
断頭を恐れない、佐藤らしい自由な発想!
今回は高橋のIBMも協力してのチームプレイ。
それにしても、クーラーボックスに入っていたのは佐藤の生首って…うわぁ(;´∀`)
一定時間が経ったため、消失する高橋のIBM。
会場にいた佐藤が偽物だとすると…。
3尉のもとに、部下から急ぎの知らせが入ってくる。
佐藤本人の指紋と竹井の指紋が一致したと。
基地内の安全な部屋へ案内される竹井。
本当に安全なのかと尋ねる竹井に、1尉は部下を警備につけるので我々を信じてほしいと言う。
だが、「彼らが殺されて、あなたも殺されて。このセキュリティレベルにアクセス可能なあなたの親指がちぎり取られたとしても、それでも安全だと言えるんですか?」と問いかける竹井。
佐藤似のため仕事を失い、生き甲斐を奪われたと言っていた男の正体は、佐藤本人だった。
すべて基地内に侵入するための作戦。
全警備隊員へ発砲の許可がおりる。
「奴ぁ俺らにケンカ売る気だ。やってやろうじゃねぇか!戦争するぞ」と、全隊員に発破を掛ける3尉。
入間基地で佐藤VS自衛隊の戦いが始まる。
まとめ
佐藤の「下ごしらえだ」の答えがコレ!
予想外の侵入というのは、8巻の転送の時を思い出します。
そして、クーラーボックスに詰められた佐藤の生首と氷が生々しい!
クーラーボックスが絡むとやっぱりグロい。
8巻の転送の時は佐藤一人で行ったんですけど、今回の侵入に関しては高橋のIBMとの協力なのでチームプレイですね。
いやぁ、つくづく『断頭という枷を越えた自由な発想』って色々あるなぁと感心します。
……今の佐藤さん何人目なんだろう。
今回も見応えがギッシリ詰まってるので、前回から続けて緊張感ある流れとなっています。
会場に現れた佐藤と竹井、どちらが本物なのか?という展開は面白い。
どんでん返しで、偽物だと思った竹井が実は佐藤本人でしたって、佐藤さん演技力ありすぎ。
竹井が「僕に残されたちっぽけな趣味すら奪うんですか…!」って涙ながらに訴えたのも、あれ全部佐藤さん演技してたんですよね。
竹井昭二という架空の人物を見事に演じきった佐藤さんは、今年度の主演男優賞を受賞できると思う。
あと、前回から引き続き登場する3尉の台詞とか仕事に対する姿勢がカッコよすぎる。
部下に対しては厳しそうなイメージありますけど、自分の職務に矜持を持って取り組む姿を見て、部下からの信頼も厚そう。
次回、本気の自衛隊と佐藤がどんな戦いを繰り広げるのか。
そういえば、前に48話のところで書いたんですけど、やっぱり何度見ても総理大臣が高校の時の体育の先生に似ていました。
先生元気かなぁ、基地祭に行く時は気を付けてくださいね。
続きはこちら。
亜人53話のネタバレ感想【それぞれが行くべき場所へ】
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