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3月のライオン5巻のネタバレ感想【徐々に変わっていく零、ひなの笑顔を取り戻せるのか】

time 2016/09/10

3月のライオン5巻のネタバレ感想【徐々に変わっていく零、ひなの笑顔を取り戻せるのか】

(羽海野チカ『3月のライオン』5巻)

 

くろやんです。
来月には、いよいよ『3月のライオン』のアニメが放送されますね。

 

それまでに単行本の内容と感想をまとめようと思っていたんですが、間に合うか怪しくなってきました。
のんびりしてるから…(;´∀`)

 

『3月のライオン』5巻のあらすじや感想を紹介していきます。
前回4巻のネタバレ感想はこちら。
3月のライオン4巻のネタバレ感想【故郷への想いを胸に獅子王へ挑む】

 

今回は細かい話がいくつかある巻です。
どれをピックアップするか迷う。
どれも面白いし、キャラの心理描写がまた良いんですよ。
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以下、5巻のネタバレを含みます。

 

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帰郷

前回、獅子王戦で宗谷名人に敗れた島田八段。
あれだけすべてを賭けて努力を重ねても、まだ宗谷には届かない…。
島田の悔しさや落ち込みは、相当なものだったでしょうね。

 

今回5巻はじめで、零は彼の生まれ故郷の山形県へ一緒に行くことになります。

山形県天童市は将棋の街。
そこで桜の季節に「天童桜まつり」というイベントが行われるそうです。

 

イベントの中のメインとなるのが『人間将棋』
人間が甲冑や着物を着て将棋のコマになり、実際に動きまわって棋士が将棋を指すというもの。
(これ、ホントにあるそうです!)
追記:3月のライオンで出てきた天童桜まつりの『人間将棋』

 

 

そのイベントには、日本将棋連盟の会長をはじめ島田や零、二海堂や横溝七段も参加することになっていました。

当日、故郷の山形に帰ってきた島田。
しかし生憎の空模様に、ただでさえ落ち込んでいた島田の心は一層どんより暗くなっていく。

 

3lion5-1

(羽海野チカ『3月のライオン』5巻)

 

ああ…雨男。
もう何か踏んだり蹴ったりだよ。
島田さん、元気出してw

 

本当は野外の公園でやるはずだった『人間将棋』も、屋内の市民会館でやることになりました。
獅子王戦でストレート負けしてしまい、故郷の人達に会わす顔がないと思っていた島田八段。
でも、故郷の人達はそんな島田を温かく迎えてくれます。

 

 

島田は山形の奥地で生まれたらしく、そこは過疎化が進み、冬になると厳しい所だそう。
一人暮らしの老人達が孤立してしまうことに心を痛めた島田は、将棋クラブを作ったらしい。

 

巡回バスを出して老人達の家を回り、公民館のこたつで将棋を指したり、大勢で一緒に保存食を作ったり…島田は、自分の村から孤立する老人達を無くす仕組みを作ろうとしているそうです。

 

島田のおかげで故郷の老人達が元気になり、そして彼らと話をしているうちに、落ち込んでいた島田も笑顔になることができました。

 

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(羽海野チカ『3月のライオン』5巻)

 

そんな島田の姿を見て、零も嬉しくなります。
帰り際に老人達から「大丈夫だから。焦るな」と言葉を掛けてもらい、島田は『また一から頑張ろう』という気持ちで帰路につくのでした。

 

 

前回のあの終わりで島田が傷心のままじゃなくて、こういう癒しの内容があって良かった。
ストレート負けしてしまって申し訳ないと思っても、雨男でどんより落ち込んでも、何だかんだで故郷の人達に愛されている島田八段。
これ見ると、自分も同じように頑張ろうという気持ちになれる。

 

変わり始めた学校生活

さて、今度は零の話です。

高校2年になった零ですが、相変わらずクラスに馴染むことができず、友達が出来るわけでもなく…お昼は一人で食べることになりそうな雰囲気に。

ああ…ぼっち飯。
2年になっても、相変わらずぼっちなのか零!?

 

しかし、そんなロンリーな零の姿を見つけた林田先生が素早く駆けつけて、また階段で一緒にお昼ご飯を食べてくれます。
林田先生、ほんと面倒見がいいなぁ。

 

なかなか友達が作れず、悩んでいた零に林田先生がこう言います。
もう一度高校生をやり直そうと思っていたのは、こんな風に一人で階段で飯を食うためじゃないだろう?
「将棋部を作ろう」

 

部活を作って、顧問は自分がなればいい。
そう提案してくれた林田先生。
さっそく部員を集めようという話になります。

 

誰か将棋部に入りそうな生徒はいないだろうか。
林田先生と零は、以前3巻で登場した放科部(放課後理科クラブ)の所へ行きます。

 

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(羽海野チカ『3月のライオン』3巻)

 

どう見ても高校生に見えない野口くん。
君は本当に高校生なのか…?
(ヒゲがあって教授並に貫禄がある)

 

野口くんによると現在、放科部の部員は先輩が卒業してしまって四人しかいない状態。
存続の危機に晒されているらしい。

 

それを聞いた林田先生、ある考えがひらめいた!
「お前たちさ。一個の『部』にしちまえば?」
こうして放課後理科クラブに零が加わって、「放課後将棋科学部」略して「将科部」が結成されました。

 

将科部として活動を始めた零。
零にとって初めての部活でした。
野口達に零が将棋を教え、時には野口達と一緒に科学の実験をする。

 

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(羽海野チカ『3月のライオン』5巻)

 

同じ学校の生徒達と一緒に何かをして、笑って喋っている。
これまで学校に居場所がなかった零。
しかし、2年になって部活に入って、初めて学校に自分の居場所ができました。

 

最初は将棋がすべてだった零の生活が、さまざまな人との関わりが増えていって変わっていきます。
川本家や二海堂や島田、そして学校の林田先生や野口達と少しずつ零の人間関係が広がっていきますね。
あと、将科部で作っていたラムネ作ってみたい。

 

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後藤という男

5巻で再び登場する後藤と香子。
この巻では後藤の事情が少し明かされます。

 

妻帯者にもかかわらず、歳の離れた香子と付き合っているらしい後藤。
(でもこれは、香子が一方的に押しているだけのようにも見える)
その後藤の行動を零は「クズ」と言い、義姉を苦しめる彼を嫌っていました。

 

今回、将棋会館で島田の悪口を言っていた棋士達に、たまたま居合わせた後藤が一蹴する場面があります。

 

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(羽海野チカ『3月のライオン』5巻)

 

ただでさえ顔がいかつい後藤が言うと、とにかく迫力があってカッコいい。
島田のために腹を立てた後藤を見て、零は複雑な気持ちになります。

義姉のことで嫌な最低な男だと憎んでいたが、それだけの男ではない。
違う一面を見ると、受ける印象が変わってきますね。

 

 

その後、後藤は香子と会い、一緒にどこかへ出掛けます。
やって来たのはデパートの化粧品売り場。

後藤は外で待ち、出てきた香子から商品を受け取ります。
香子に頼んでいたものは、女性用の化粧水や乳液など。

 

それを受け取った後藤は一人タクシーに乗り、病院へと向かいます。

病室で眠っている女性に、「よお、来たぞ」と声を掛ける後藤。
彼女の名前は美砂子(みさこ)、後藤の奥さんでした。

 

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(羽海野チカ『3月のライオン』5巻)

 

入院している奥さんのために、後藤は化粧品を買って見舞いに来たそう。
後藤…いい男だな。
ただ顔が恐いだけじゃなかった。

 

奥さんのために化粧品を買って、ちゃんと声を掛けて手を握ってやる後藤の行動から、彼の優しさや本当の顔がわかります。

 

そして、家に帰った後藤をドア前で待ち伏せしていた香子。
まるでストーカー並の執念!

 

家に帰るように言う後藤に、「ヤダッ、泊まってく」と駄々をこねる香子。
「駄目だ。だってそんな事したら、お前絶対オレの事襲うもん」
「お、襲っっ!そんな事しないもん!」

 

香子と後藤の会話からすると、やっぱり香子の方が強引に迫っているらしい?

 

何だかんだで、家に上がってしまう香子に頭を抱える後藤。
見た目いかつくて恐い後藤が、歳の離れた香子に翻弄されている様子が面白い。

 

5巻では零が知らない後藤と香子、二人の関係性や後藤の内面を知ることができます。
後藤の強さと弱さ、どちらも知っているからこそ、香子は後藤のことが本気で好きなんでしょうね。

 

恩を返すよ

この巻でも、いつもの川本家ほのぼのやり取りが出てきます。
はじめに出てくるのは、おじいちゃんが営む和菓子屋『三日月堂』の新しい商品を作り出すという話。

 

おじいちゃんと三姉妹が協力して新商品を考え出します。
ここで生まれた三月町ふくふくダルマ、雪だるまみたいで可愛い。
2色違う味が楽しめるっていいなー食べてみたい。

 

そんなほのぼの川本家の話が、5巻最後でひなを中心にシリアスな展開に変わっていきます。

 

 

発端はひなのクラスで『いじめ』が始まったこと。
ひなが小学校で仲良しだったちほちゃんという女の子が、些細な理由からクラスの子達に疎外されていきます。

次第に持ち物を隠されるようになったちほちゃんは、学校を休みがちになり、とうとう最後には転校することに…。

 

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(羽海野チカ『3月のライオン』5巻)

 

仲の良かった友達が傷ついて転校してしまった。
自分は何もしてあげられなかった。
それなのに、ちほちゃんをいじめた女子達は何事もなかったかのように笑って過ごしている。

 

思わず、ちほちゃんをいじめた女子達に掴みかかったひな。
そして今度は、いじめの矛先がひなに向けられるようになります。

 

 

靴を隠されてしまい上履きとスリッパで帰ってきたひなは、あかりさんや零に事情を説明します。
泣きながらひなは、「一人ぼっちになるのはこわい」「でも、私のしたことは絶対に間違ってなんかない」と言い切ります。

 

誰もちほちゃんを助けようとしなかった。
見ないふりをして、様子を伺ってばっかりだった。
そんな中ひなだけが、ちほちゃんのために行動を起こして、ちほちゃんのために泣いていた。

 

その話を聞いた零は、一人ぼっちで過ごしていた子どもの頃の自分を思い出します。

 

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(羽海野チカ『3月のライオン』5巻)

 

まるで、昔の一人ぼっちだった自分が救われたような気持ちになった零。
ひなの手をとり、「ありがとう」と礼を言います。
そして、「僕がついてる。一生かかってでも、僕は君に恩を返すよ」と、ひなに約束します。

 

川本家と一緒に零もひなの『いじめ』問題に向き合い、これから行動を起こしていくことに。

 

まとめ

5巻最後に出てきたひなの『いじめ』の話。
内容が内容だけに、どうしてもシリアスになりますね。
このテーマは次の6巻でも続いていきます。
『いじめ』の詳しい感想については、6巻で書いていこうかなと思います。

 

5巻は細かい内容やキャラの心理描写がたくさん出てくるので、まとめるのが難しい。
個人的に後藤の内面が知れる話イイと思います。
あと、宗谷名人と隈倉九段の対局の話もあったんですが、まとめきれなかったです…。
二人の対局途中のおやつタイムは、なかなかシュールな絵でした。

 

 

この巻では、零の学校生活や気持ちが変わっていく所が見どころかと思いますね。
初めての部活に入って、学校でも自分の居場所ができて、同年代の学生達と普通に喋れるようになったこと。
最後ひなのために恩を返そうと約束するところ。

 

これまで誰のために何のために、目的がハッキリせずにいた零の芯が定まったように感じますね。
次の6巻では零がこれまでにないぐらいアツくなって、ひなのために色々と行動を起こしていくようです。

 

そういえば、この巻初めのカラー絵(チャプター48と同じもの)
あかりさんの女神っぷりが…とても素敵でエロくて。
ほのぼのとしたタッチなのにサービスショット具合がハンパないので、思わず見惚れてしまいました。

続きはこちら。
3月のライオン6巻のネタバレ感想【居場所を勝ち取るために戦っているんだ】

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