(good!アフタヌーン 2017年10号)
どうも、くろやんです。
good!アフタヌーン10号、今年2回目の亜人が表紙です。
月刊誌だと、表紙になるのって年に2回ぐらいなんですね。
亜人本誌のネタバレ感想を紹介します。
前回53話はこちらです。
亜人53話のネタバレ感想【それぞれが行くべき場所へ】
FILE:54 大義
以下、12巻のネタバレを含みます。
兵士
入間航空自衛隊基地にて。
佐藤が施設内部へと侵入。
先行チームらが佐藤の行方を追っていると、佐藤(竹井)と一緒にいた1尉ほか4名の遺体が発見された。
佐藤はどこに行ったのか。
3尉ほか多数の自衛官ら。
警備隊員および増強要員、計500名が警戒態勢に入ったと報告が入る。
ここで3尉は部下達に、『SATがなぜ佐藤に負けたのか』という話をする。
高い身体能力、精神力を持つ精鋭達が敗れたわけ。
それは、彼らが“人間”だったから。
5巻の佐藤VS特殊急襲部隊(SAT)の戦いで、佐藤は拘束を解かれた後、すぐさまSATらの集団の懐に入った。
味方への誤射を恐れたSATらは発砲を躊躇したため、その結果佐藤に殲滅させられた。
そう説明した3尉は、「今日我々は、500名という物量をもって奴を封じる」と言う。
SATの時と同じような状況になった場合、仲間への誤射は気にせず発砲せよ。
仲間もろとも殺傷することをためらうな。
「俺達は“人間”じゃない。“兵士”だ」
3尉の冷徹な言葉を聞いた自衛官ら、みな気を引き締めた表情となる。
我々の生命は個のためではなく、公の利のために在る。
最後に3尉は、「行動開始」と短く号令を掛けた。
12巻最初は3尉の鼓舞のシーン。
まったくもう、カッコいいじゃないか!
個のためではなく、公の利のため。
俺達は兵士だ。
多数の個をまとめる組織ならではの考えですけど、冷徹に任務を遂行しようという姿勢は潔くて良い。
あと、壁に貼られていた『自衛官募集』のポスターが色んな意味でインパクトあって目を奪われた…。
あとで詳しく書きます。
現地調達
佐藤の捜索にあたる先行チーム。
殺害された1尉の親指がちぎり取られていること、血の跡が先の廊下に続いていることに気付く。
それを確認した自衛官は、佐藤は北へ進んだと報告する。
見取り図もない初見の施設内で、佐藤は一体どこに向かったのか。
軍隊経験者の佐藤は鼻が利く。
恐らく現地調達に向かったのだろう、と3尉は推測する。
北側武器庫。
佐藤はちぎり取った1尉の親指を、入り口の指紋認証に押しつけた。
扉が開き、佐藤は難なく武器庫内部へ侵入する。
そこには多数の武器が揃えられていた。
「実戦で使われたことないなんて…もったいない」
まとめ
あれ…?短い…??
もしかしなくても、短い。
ありゃま!
これから佐藤VS自衛隊の戦争が始まろうという、そのプロローグ。
3尉の台詞は重要なフレーズですね。
感情を切り捨てて、自らの命も仲間の命も顧みるなと。
シビアな考えだけど、これぐらい決死の覚悟で臨まないと、佐藤は拘束できないでしょうし…。
ううむ。
今回このように、3尉のカッコいい鼓舞シーンが見どころなんですが。
その3尉が登場する一番手前のコマ。
なぜか、壁に貼られた『自衛官募集』のポスターがアップで1コマ目に出てくる。
『君が主人公だ』というキャッチコピーと、敬礼をする可愛い萌えっ娘。
検索してみると、実際に自衛官を募集するポスターで、こういう萌えキャラを起用したものがあるようです。
え!なんかすごいよ自衛隊。
そのすぐ下に、渋いおっさんの3尉のコマ。
3尉…まさか…ポスターをじっくり見てた…?
視線がどこに向けられていたのか謎。
一体、何を考えていたのか。
無表情な3尉の胸中が気になる。
萌えキャラな女の子と、眼光鋭い3尉と。
可愛いと渋いの夢のコラボ!
そして、『君が主人公だ』と言いつつ主人公不在で始まった!
12巻最初はこんな感じ。
続きはこちら。
亜人54.2話のネタバレ感想【ためらうな、撃て】
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