【アニメヴィンランド・サガ4話感想】よく考えたらトールズVSアシェラッドの決闘って貴重かも

ヴィンランド・サガ

(c)幸村誠・講談社/ヴィンランド・サガ製作委員会

 

アシェラッド兵団の罠にかかり、絶望的な危機に陥ったトールズ達だが、トールズの圧倒的な強さの前に為す術なく兵団員達は倒れてゆく。
しかし、平和な村で生きてきた村人達と幼い息子・トルフィンが背後にいる以上、全員助かる事が困難であると、トールズはわかっていた。そこでトールズはある決断をする。

(アニメ公式サイトより)

 

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今思うと、ヨームの戦鬼(トロル)と言われた最強の戦士トールズとアシェラッドの決闘って、めっちゃ貴重な場面だよなぁ。
ここは原作でも結構あっさり勝負がついてしまうので、もうちょっと長引いてじっくり見たかったな~とも思います。
そういえば、アシェラッドにしては珍しく決闘で相手を挑発せずに正政法で戦ってる(最初に一度奇襲はしたけど)
それだけトールズが強くて、いつもの余裕が出せなかったのか?

 

(c)幸村誠・講談社/ヴィンランド・サガ製作委員会

 

『本当の戦士には、剣などいらぬ』
トールズの強さと想いを知ったアシェラッドは、自分たちの兵団の首領にならないかと声を掛ける。
しかし、すぐに「冗談だよ」と茶化すアシェラッド。
あのときのアシェラッドの台詞、あれは本心だったんでしょうねぇ。

 

自らが強さを認め、自らがついていきたいと思うような男。
そんな男に出会ったから、つい声を掛けてみたくなった…みたいな。
アシェラッドの悪党らしからぬ表情が垣間見える瞬間。

 

決闘で勝ったものの、トールズはアシェラッドを殺すことができず。
アシェラッドの狙いはトールズの命。
トルフィンを人質にとられたトールズは、トルフィンを守るため剣を捨て、自らの命を差し出すことに。
トールズにとって苦渋の決断ですね。

 

 

父トールズを目の前で殺され、トルフィンは憎しみに支配される。
「よくも父上を殺したなァァ!!お前も殺してやる!!」
子どもと思えないほど殺意に満ちた目でアシェラッドらを睨み、怒号を飛ばすトルフィン。
すごい…原作でもここは殺気立ったトルフィンの描写がヤバかったけど、アニメでも憎しみに駆られて叫ぶトルフィンの様子がすごいよ。

 

(c)幸村誠・講談社/ヴィンランド・サガ製作委員会

 

さあ、ここからトルフィンの復讐譚が始まります。
『ヴィンランド・サガ』の序盤って、トルフィンの行動の目的が父の仇であるアシェラッドへの復讐を果たすことになるんですよね。
だから序盤は『ヴィンランド・サガ』じゃなくて『復讐・サガ』になってるから。
ヴィンランドのヴィの字も出てこない、ヴィンランドのことすっかり忘れてるからね。

 

原作の流れだと、トルフィンが既にアシェラッド兵団の一員になっているところからスタートして、幼少期の回想が始まって今回のトールズの死という場面まで来て、「あぁ…それでアシェラッドのもとにいるようになったのか」となるんですが。
アニメの時系列に沿っていく流れだと、今の時点ではトルフィンがこれからどうなるのかまだ不明で、「トルフィン、悪党たちの船に残ってヤバいんじゃない?生き残れるの?」という感じなんですね。

 

原作を読んで展開を知っている状態だとアレですが、まったく原作未読だと今回のアニメを観たときの感じ方が違うだろうなと思いました。
もう一回、原作の展開をまったく知らない状態でアニメを観てみたい。

 

今回の『あにまるらんど・さが』はトールズとアシェラッドの決闘。
アシェラッドの鋭い爪の描き込みが何気にすごい。
本当の戦士に剣などいらぬ。
ついアシェラッドがとまりたくなってしまったトールズの腕。
実際の本編でも、首領にならないかと声を掛けてるからね。
本当の戦士とは男が惚れる漢なんだよ。

 

続きはこちら。
【アニメヴィンランド・サガ5話感想】兎とったどー!トルフィンの過酷なサバイバル生活の実態

アニメの感想をまとめたページはこちら。
アニメ『ヴィンランド・サガ』の感想まとめ

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あの漫画のここが気になる!!!

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